内容説明
「米軍基地引き取り運動」の口火を切った思想書・理論書『無意識の植民地主義』に、報道の責任・ヘイトスピーチ・県民投票の黙殺・沖縄人差別をめぐる増補と解説を加え復刊する。本書が示した「アイデンティティとポジショナリティ」、「劣等コンプレックス」、「被植民者の共犯化」、「沖縄ストーカー」、「観光テロリズム」といった概念は、いまなお日本人による沖縄人への暴力を読み解く鍵である。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たろーたん
1
沖縄は今なお日本の植民地である。その証拠は75%という米軍基地の負担率である。もし平等とするなら、都道府県面積比なら0.6%、人口比でも1%以下、47都道府県であっても2%の負担になるはずである。それを75%も負担させられているのは植民地以外の何物でもない。植民地主義は、被植民者の精神を支配することによって十全に機能する。沖縄はもはや日本の共犯とされ、「お金もらってるでしょ」と言われる。「沖縄大好き」という日本人に「そんなに好きなら基地を持って帰って」というと逆ギレされる。(続)2024/11/10
健康平和研究所
1
「本土」の人間が沖縄に基地を押し付けていることを再確認した2019/12/31