内容説明
英国ベストセラー!
元・英国統計学会会長による統計学入門書の最新決定版。
旧来の統計学の教え方・学び方を刷新!
数式は最小限。図表70点余、興味深い実例は満載。
「統計学の国宝」(ジェレミー・ヴァイン/BBCラジオ2)
「政治家、ジャーナリスト、医者、そして統計によって人々に影響を与えようとする(あるいは影響を受ける)すべての人の必読書」(ポピュラー・サイエンス誌)
英国で異例のベストセラーとなった統計学入門書が、ついに邦訳!
数式は、本当に必要最小限。データサイエンス時代に対応するため、旧来の統計学の教え方・学び方を刷新。図表70点あまりを利用し、興味深く具体的な実例で教えることで、そのわかりやすさ、面白さに多くの人が驚いた必読の一冊!
統計学入門書、最新決定版。
〔内容より〕
連続殺人医師を統計学で止めることは可能だったか
英国人の生涯性的パートナー数の調査結果の奇妙さ
選挙の出口調査による得票数予測が正確なわけ
「ベーコンで癌になる」は本当に心配すべきことか
患者数が多い病院ほど生存率が高い?
「学歴が高いほど脳腫瘍になりやすい」は本当?
駐車場跡地で発掘された骨がリチャード3世である確率
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
読書マン
3
統計をある程度学習した人には、とても面白く感じると思う。知識ゼロだと、難しい。本書でも、科学の再現性の危機が取り上げられているが、やはり心理学。メディアのバカさ加減は、日本だけではないのだろうと思った。ジャーナリストとの肩書は、もはや嘲笑の対象でしかない。2024/04/01
shin
0
統計学に、その人が応用しようと思っている分野のバイアスがなく、統計学を統計学として語り、再現性の危機などの近年の課題意識を踏まえた記述がなされており、応用科学としての統計学の立ち位置を踏まえ、応用例をもとに語っている本は少ない。 この本はそういう本。概念的に易しいものから扱う等の教育的配慮はないので、初心の本ではなく、標準的な頻度・ベイズの両方の見方からの統計学のコースを終えた後の頭の整理、または副読本として手に取った方が良い。2024/03/10