留守にしております。

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留守にしております。

  • 著者名:瀧村小奈生
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 左右社(2024/03発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784865284072

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内容説明

【収録作品より】
のがのならなんのことない春の日の

これからが躑躅やんかというときに

完璧な曇り空です。あ、ひらく

吊革のように暮らしていますから

かなしいのかしら和蘭陀獅子頭

畳み方がややこしいけど羽なんだ

靴踏んで、ねえ、白すぎるから踏んで

まだすこし木じゃないとこが残ってる

留守にしております秋の声色で

受話器押しあてれば雪の積もる音

あふれない水でいましょう いよう

目次

【目次】 
シロサルスベリアカサルスベリ 
うたいだすときいつも♭ 
パリの金魚はぼんじゅーと来る 
待ちくたびれてひっぱった空 
てっぺんかけたかもしれず 
ここからが父そこは湖 
あらアラベスクメヌエットっと
ゆゆしきものに油取紙
海だからって春だからって
 
あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ペミカン

2
同窓生をこんな場で見ることになるとは!今年一番の嬉しさ。これは大好きな穂村弘さんによく似た世界です。キラキラ目をした素敵なナオさん。ありがとう、とても元気になれました。2024/06/21

空の落下地点。

1
〈回文のようにあなたを好きでいる〉は名句だと思います。振り返っても、好き。逆さまになっても、好き。後悔しない。そして現在まで一貫している。金太郎飴のように、どこから切っても同じにはならない。だけど、必ず戻って来る。この句に朔太郎の猫町を感じてしまう。2024/04/06

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