内容説明
当代きっての博覧強記にして粋人・種村季弘が、東京の裏町30を厳選して闊歩。ポストモダン臭一色になった東京のアスファルトを一枚一枚剥がすと、江戸や明治の名残が顔をのぞかせる。新装版に際し、森まゆみ氏による「令和版・徘徊の手引き」を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
bapaksejahtera
8
博覧強記の士としては著者より一世代上の人達が好みなので余り馴染みのない人だが、池袋に生まれ引っ越し好きの著者がその後に住んだ東京各地を懐かしみ歩く散策記。半ば程は私にも馴染みの土地だから熱心に読んだ。よって選ばれた土地は網羅的ではない。古い建物施設は疎か、地形まで変えてしまった麻布や赤坂等が選ばれない為好感の持てる内容である(頻に採り上げられる荷風絡みで市兵衛町には論及するが)。内容は余り新奇な所がなく、寧ろ氏の知識の拠って立つ元の資料(実は積読本が多い)を改めて読みたい。尚末尾にある写真付き案内は良い。2025/01/22
行加
6
怪人スエヒロの案内で回る、東京散策ガイドブック。上野に神社仏閣がひしめいていたとか、ミニチュア富士山があちこちに作られていたとか、今の東京では想像もつきませんが、その名残を探しながらの散策も楽しそうですw タモリさんがもう少し早くフリーになってたら、お二人で「ブラタモリ」やって欲しかった……2025/09/09
Kazuo Ebihara
2
本書は、2001年から2年間にわたって雑誌「サライ」に連載された記事を加筆修正し、2003年に書籍化。20年後に再文庫化されたもの。 著者は、独文学者で、大学教授、作家、博覧強記の評論家でもある。 東京の下町を中心に、自身が暮らした昭和初期の街の残り香を探しつつ、江戸から明治の小説、随筆、芝居、落語に関わる歴史遺産を探った。 実に興味深い。 執筆から20年以上経ち、東京の風景は大きく変わっているが、寺社や墓石、石碑の多くは残っているものと思われる。 著者は、2004年8月に71歳で亡くなられた。合掌。2024/04/08
bunca
1
都内の江戸の香り残る裏町30か所を徘徊し、博識ぶりを発揮した文章でまとめる読み応えある一冊。 場所は花街の名残の東側地区や種村さんの生家の池袋近辺が多い。 通りがかってあれ?と疑問を感じつつも深く考えずにいたことが、こちらの本で氷解した点がいくつもあり、スッキリしました。 ご存命であったら、もっといろんな場所のことを書いておられたかな。 護国寺の出版社に勤務って、某講談社でしょうか。2024/06/25
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