赤の女王の殺人

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赤の女王の殺人

  • 著者名:麻根重次【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 講談社(2024/03発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 540pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065349106

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内容説明

島田荘司氏絶賛! 第16回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞作!

市役所の市民相談室に勤務する六原あずさは、ある日、相談者の妻が密室から墜落死する現場を目撃してしまう。
被害者が死の間際に残した「ナツミ」という人物を追って、刑事である夫の具樹は操作を開始するが、その行方は杳として知れなかった。
一方で、あずさの元には不可思議な相談が次々と舞い込む。
施錠された納骨堂でひとつ増えた骨壷。高齢男性ばかりをつけ狙う怪しげなストーカー。
重なる謎の裏には、驚きの真相があったーー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yukaring

57
密室で襲撃されたとおぼしき女性が窓から転落死を遂げる。施錠されたドアを開けても犯人の姿はなく鍵は彼女持っている1本のみ。彼女が言い残した「ナツミ」か唯一の手がかり。ある事情で転落死に居合わせた市民相談室に勤めるあづさと彼女の夫である具樹がお互いの知識を持ちより事件解決に挑む。高齢男性を狙うストーカーや納骨堂に忽然と増えた骨壺、相談室に寄せられる案件の広さには驚くばかり。そして一見バラバラのピースが最後に見事に一枚の絵になった時の爽快感。あづさ夫婦やあづさのセクハラ上司など登場人物たちのキャラも面白かった。2024/04/25

さっちゃん

43
密室からの転落死、墓地で一つ増えた骨壷、老人を狙うストーカーなど次々起こる不可解な事件。これらバラバラのピースがラストで思いもよらない所にピタリと嵌まるのはお見事。/市役所の市民相談室勤務の六原あずさと、その夫で刑事の具樹。市役所への相談から事件のヒントを得たりと、珍しい公僕カップルはなかなか良い組み合わせ。セクハラ上司のにわか安楽椅子探偵や、ささいなすれ違いからの夫婦喧嘩も事件の箸休めとなっている。文体も読みやすく謎解きも意外な盲点を突かれてなるほどと唸らされた。続編もいけそうなので楽しみに待ちます!2024/04/24

よつば🍀

22
第16回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞作。物語の舞台は長野県松本市。松本市役所の市民相談室に勤務する六原あずさと刑事の夫・具樹が中心となり事件を追う。密室からの転落死、施錠された墓の中に一つ増えた骨壷、高齢男性ばかりを狙うストーカー。一見なんの関係もなさそうな出来事が、終盤で一気に回収される。なんとなく怪しい人物は最初から見当が付くものの、どんな方法で密室殺人が起きたのか気になり一気読み。探偵気取りのセクハラ上司の推理に一応耳を傾けたが、真相は意外性に満ちていた。長野の空気を感じる叙情ミステリー。2024/04/28

yuui

12
面白かったー! どうなんの誰が犯人なんって! 派手じゃないんやけどシンプルで面白かったです🤭 タイトルから母親が登場したときに赤いドレスってゆーとったから絶対この人がみんなを操っとるんやと思ったら全然違った🤷 西条さんの推理が当たってなくて良かったです 笑2024/04/17

かんがるー

4
前情報一切なしで久しぶりに謎を解いてやる!と警戒して読んだので途中から霧が晴れるように繋がったけどタイトルが全く回収できなくて自分の答えに疑心暗鬼になりつつ意味がわかったときに…。 装丁とタイトルに殺られて「ジャケ買い」した私としては穴に堕ちました。2024/03/20

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