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内容説明
本作品は、戦争によって命が奪われていく現実と原爆被爆の作者自身の壮絶な体験を、その本当の姿を伝えたいという想いから、作者が全力を振り絞って描いた魂の作品です。<あらすじ>太平洋戦争…だんだんと日本の敗戦の色が濃くなる中、戦争反対を唱えていたゲンの父は「非国民」とよばれ、官憲に捕らえられます。平和を望みながらも、戦争のため野草やイナゴをとって糧にするような苦しい生活を強いられ、それでもささやかな幸せをつむいで暮らしていた人々。その頭上に、原子爆弾は落とされました。1945年8月、広島。一瞬のうちに白い光があたりを包み込みその後、広島の街でゲンが見た光景は、まるで地獄のようでした。すべてを焼き尽くされ、父、姉、弟を失ったゲンは、その焼け野原の中で父の言葉を心に刻みつけるのでした。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Cinejazz
10
広島への原爆投下で父親と姉弟を失い、自身も被爆体験者となった漫画家・中沢啓治さん(1939-2012)による英訳付絵本『はだしのゲン』・・・〝ラジオや新聞は「日本は戦争に勝っている」と言い、戦争を命令する一握りの人達は「日本は神様の国だから、絶対に負けることはない」と言って、噓を教え、騙し続けて戦争をやめようとしませんでした〟・・・戦後75年を経過した現在でも、核兵器の使用を仄めかし、自国民には虚偽の報道を流し続ける国家元首と取巻きらの厚顔ぶりに辟易し、嘆かわしき人間の愚かさを思い知らされる。 2022/04/28
nem-nem
4
これはあくまで Condensed Version 。毒が薄まっているものと思われる。でも読んでおきたかった。子どもに読ませるには残酷描写が多いという批判もあるようだが、これは漫画。現実はこんなものじゃなかっただろうと想像するのはたやすい。わたしが思うに、戦争とはすべての秩序や道徳がぶっ飛んだ世界。どんな人間も国家に強制的に従わされる世界。そんな時代でも、強くたくましく生きた少年と家族の物語が心を打つ。”the new war for survival" このことばが印象的だった。 2023/08/25




