内容説明
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集合、写像から理解を積み上げながら、準同型定理までをわかりやすく解説。
数学を独学したい人、再挑戦したい人にお勧めです!
<本書の特徴>
『数学ガール』の著者、結城浩が贈る、画期的な数学入門書です。
・「集合」や「写像」から少しずつ理解を積み上げつつ、いわゆる「準同型定理」までをわかりやすく解説しているので、安心して群論の基礎を学ぶことができます。
・数学者にとってはあまりにも「当たり前」なことまでも明示的に説明し、数学書としてはありえないほど丁寧に読み方や考え方が書かれているので、スムーズに読み進めることができます。
・講義中に語られるような「ちょっと一言」が書籍のいたるところに散りばめられているので、「大学数学の学び方」や「数学書の読み方」も自然に身につき、他の数学書を読むための準備もできます。
・各章には、学んだことを対話形式で振り返るコーナーがあるので、楽しく学びを進められます。
・各章末には演習問題があり、すべての問題に解答が書かれているので、自分の理解を確かめることができます。
※カバー画像が異なる場合があります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
まえぞう
22
ガロアの理論を含めて群論についてはいくつか読んできましたが、どうもストンと落ちてきません。一つ一つは文字面上で理解できても、全体像がボヤけています。この歳になると無理なんですかね。2024/11/13
Urapon
1
具体例を豊富に示しながら、丁寧に記述しているのは好感が持てた。 ただ、(私を含む)非数学科にとっては、それでも難度が高いことは否めないかも。2025/06/09
ベジ
1
数のグループを作るという考えは面白い。後半は一度読んだだけでは理解できなかった部分も多いので繰り返し読みたい。2025/02/11
のぶ
1
群環体といった数を殆ど使わない数学の分野が奥深くあるようで(そもそも「数学」という訳語が変なんだろけど)、私も遅ればせながら学んでおこうと思ってまずは本書から入ってみたところです。うーん、第一歩ねえ。第一歩でだいぶ苦労しました。数学みたいな純粋学問の分野の宿命かも知れないけど、「丁寧に学ぶ(用語や定義を理解)」と「ざっと眺める(応用も含めての俯瞰)」とがうまくバランスしないと初学者は(私も)途方に暮れてしまうんですよね。「で、何の役に立つの?」ここで立ち竦んでるのが私の現況です。これは第二歩に期待、かな。2024/12/03
youta32449999
1
群論初学者だが準同型定理と作用の章まではわかりやすくて進められたがこの2章だけは一周目では理解が難しかった。今度はヨビノリ群論動画も視聴しつつ、本文中に記載のある証明や演習問題にも挑戦しようと思う。 定理や定義がたくさん出てきて個々はその場では理解できてても、後々の章で利用するときにどれがどんな定義だったかすぐに思い出せず読み進めるのが大変だった…2024/05/19