ヒトの幸福とはなにか

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ヒトの幸福とはなにか

  • 著者名:養老孟司【著者】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 筑摩書房(2024/03発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 450pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480815750

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内容説明

ものいわぬ虫や動物たちが「生きること」を教えてくれる。“エッセイの名手”養老先生の手による五百篇以上の作品から精選。人生を深める思考の冒険。

目次

幸福/日本人の幸福とは/ブータンで考える/森を捨てたヒトが還る場所。/風景/木の芽時/新緑のころ/高知の自然と、昆虫と/旅は楽しい/木を見て、森を見る/最適な生き方/当たり前のこと/高からず低からず/一三五〇グラム前後/田園の憂鬱/虫の愉しみ/ボクの虫捕り/好きなもの/老齢の楽しみ/虫の面白さ/虫の道具/ラオスの虫採り/虫の分類/私の嗜み/健康/健康を心得る/虫採り健康法/健康の前提/癒し/痛み/自分を肯定する/医者に行くか、行かないか/病気はだれのもの/年寄りの不機嫌/老化/あなた任せ/統計数字/老人の生き方/文化・伝統/伝統文化の意義/その日その日/能と言葉/文化の成熟とはなにか/私の祇園/山中閑居/私の銀座/落語と私 私と落語/嗜みってなんだ/自分の書斎と女房の茶室/私の小林秀雄/犬と猫/人と犬の暮らしを考える/〝モノの区別〟を犬に教わる/なまえの疑問/人と犬のコミュニケーション/「触覚」で作る、人と犬の絆/得手勝手/ネコ/ネコの椅子/ネコと虫と/教育/ヤケクソ教育論/見ること/人生をよく理解しているプーくまは大人だ/母子関係/孫/いちばん大切なこと/教育に大切なもの/子どもの明るい未来……どう考えるのか/学校で育てたい人間像/恩師と教育/教育について/母としての役割/あとがき/初出一覧

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tamami

52
養老先生がここ二十年ほどの間に、様々な媒体に発表された文章を集めたもの。雑誌記事が多いこともあって、大変読みやすく心の安定を取り戻すには格好の材料である。「日本の新緑の美しさ、その色彩の多様さは、ほとんど言語を絶する。あれを感覚的に知っていれば、「生物多様性」なんて言葉はいらない。」、「健康であることの意味は、「おかげでなにかできる」ことである。」、「現代人が未来を失ったのは、自分の変化を信じなくなったからである。」「変わらない自分に真の未来はない。」。先生は最も本質的なことをサラリと言われる。2024/04/25

peace land

4
文字がぎっしり詰まっているのに、あまり疲れないで読める。最新刊と思ったが21世紀に入ってからのものだった。

さちめりー

3
同時刊行された『生きるとはどういうことか』とは違って優しい文体で書かれたエッセーが詰まっている。養老先生の幸福、つまりほぼ「虫」について語られる。自然と触れ合う幸福な先生の姿をみることで、本来の人間のあり方を教わることになる。教育や子どもの話になると先生は熱く厳しく語る。真剣に子どものことを考えているからだ。重複したお話もあるが、何回も聞くことで自分に染みてくる。もう先生の話していたことか自分で考えたことかわからなくなってくるくらい身についてきた。おかげで今はいつ死んでもいいと思えるくらい幸せだ。2024/04/13

たかぴ

3
久々の養老本。この簡易な文体と文字数でこれだけ語りかけてくるのが芸に近い。欠けた言葉のピースを此方で埋める、行間を読むような、考えを導かせるのがホントに上手いわ。2023/12/16

あまなつ

2
共感、共感 そうそう、私もそう!とつぶやきながら読んだ。少し ホっとした。2024/01/25

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