内容説明
ハンナは作家志望のレオに助言を仰ぎ、四人の男女が図書館で起きた事件を追う推理小説を執筆していた。だがレオは暴走を始め……
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ナミのママ
69
オーストラリア在住の推理作家ハンナは、ボストン在住の作家志望者レオとメールでやりとり。助言を仰ぎながらボストン公共図書館を舞台にした小説を書いている。本作のほとんどは「作中作」だ。ハンナがどんな人物か一切わからない。この「作中作」がレオとのメールのやり取りにより変化していく。さらに「作中作」も作家が小説を書くという内容。あらゆるものがリンクしていて面白い構成。読みやすくて最後まで犯人がわからなかった。「ミステリ・イン・スリラー」とのことだが、最後にもう少しドカンとあればもっと良かったかも。2024/03/10
只今小説熟読中
3
好きジャンルと思って読み始めましたが、構成が面白く、「怪しい」の沼にどんどん沈んでいく感覚が良かったです。 最後の場面、一文が優しさなのか償いなのかが測りかねるだけに印象深かったです。2024/04/01
チェス
1
面白かったけど、最後の一行は?2024/04/25