集英社インターナショナル<br> 昆虫カメラマン、秘境食を味わう 人は何を食べてきたか(インターナショナル新書)

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集英社インターナショナル
昆虫カメラマン、秘境食を味わう 人は何を食べてきたか(インターナショナル新書)

  • 著者名:山口進【著】
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 集英社(2024/02発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784797681338

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内容説明

「ジャポニカ学習帳」の表紙を飾る多彩な昆虫や植物を撮影してきたカメラマン、山口進。撮影の旅の先々での多彩なエピソードと人々との出会い、現地の個性的な食文化を紹介していくショートエッセイ20編。「集英社クオータリー kotoba」での人気連載を新書化。連載時に使用できなかったものも含め、100点以上の写真を掲載。

目次

まえがき
第1章 香料諸島をゆく~パペダの魅力~
第2章 ザイール川をゆく~マニオクの力~
第3章 ニューギニア高地をめぐる~辺地のサツマイモ食~
第4章 ベトナム山岳地帯を歩く~美しい棚田とコメ事情~
第5章 メキシコの宝・バニラ~一頭のハチがもたらしたもの~
第6章 スマトラの僻地を歩く~シナモンは毒の香り~
第7章 国を挙げるに値した香り~黄金のスパイス、丁子~
第8章 ウォレスの足跡をたどる~贅沢へ誘うナツメグの香味~
第9章 最もシンプルな食事~最後のおかずはトウガラシ~
10章 コイコイ族のパンとバター
第11章 メンダーは母の味
第12章 悪魔の囁き、テンペ中毒
第13章 天空のヨーグルト
第14章 ウチワヤシの宴
第15章 孤島のヤシ
第16章 マリポサの漁
第17章 ジャガイモの力と人間の叡智
第18章 奴隷に支えられた不思議な食べ物
第19章 悪臭が芳香に変わる時、テラシ
第20章 胡椒を食べる
あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

pohcho

59
ジャポニカ学習帳の表紙で有名なカメラマンのエッセイ。南米、アフリカ、東南アジアなどの赤道周辺へ旅をして、現地で味わったさまざまな秘境食を紹介されている。トウガラシに洗面器いっぱいのご飯には驚き。タイの売春婦の女性が食堂に案内してくれた話はドラマのよう(タガメの香辛料ってどんな味なんだろう?)テンペでお腹を壊したり、ヤクのヨーグルトで下痢が治ったり、本当にいろんなところに行っていろんなものを食べられていてすごいし、胃腸が強いんだなあと思う。あの学習帳の写真の裏にこんな旅があったのかと思うと感慨深い。2024/01/24

CTC

8
集英社インターナショナル新書23年12月の新刊。著者はジャポニカ学習帳の表紙で知られる昆虫植物写真家。初出は季刊で随筆を集める“集英社クオータリーkotoba”。あの強烈な表紙を40年、1,400カット以上担当した秘訣は何か。時に狙った花に出会うまで15年掛かることもあったし、治安の悪い地域にも分け入って粘り強く撮影する。機材は何十キロにもなり、現地の方の手助けが必須となる。「人に優劣をつけずに分け隔てなく接し」現地の方と同じものを愉しく食せる包容力と論文を貪るように読み込む勉強熱心さがあったそうだ。2024/03/17

takao

5
昆虫食というわけではない。2024/04/08

niz001

3
たぶん写真家の中で自分が最も作品を見たであろう著者。香辛料が多い。2024/02/08

dokusyotyu24

2
昆虫カメラマンである著者が世界各地の農村部で食してきた食べ物を紹介するエッセイ。季刊誌に連載していたものだそうで、短いエッセイが20本収録されている。写真も多数。ただしモノクロ。タイトルには秘境食とあるがコメやジャガイモなど身近な食物も多く紹介されている。スパイスについても多く取り上げられており読んでいて楽しい一冊。2024/02/14

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