川の怪談

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川の怪談

  • 著者名:正木信太郎【著】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 竹書房(2024/02発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784801938854

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内容説明

文明と繁栄の源、命を育む大いなる水の流れ、川。
そこには古来、ヌシと呼ばれる神が居り、異形のモノたちが隠れ棲まう。
たゆまなき流れの中に幾多の生命を生み出す一方、時に命を喰らい、淀みの中に闇を飼う。
我々が死して最後に渡るのもまた、三途の川である。

川底から西瓜を掴む青白き手。水が赤く染まる川。舟を沈ませる亡霊。
死を予言する川のせせらぎ。異界に通じる川面……
体験者から丁寧に聞き集めた、全国三十河川の怖い話。
怖ろしくも神秘的な〈川の世界〉へようこそ――

◆岩田川(三重県)
川の傍の刑務所。刑期が7年以上の者だけに聞こえる川の音が途切れると、誰かが死ぬ…

◆ウッペツ川(北海道)
川で溺れて運ばれてきた男。自分は異界から来た者で、川から元の世界に戻れると言うが…

◆球磨川(熊本県)
水、生物、砂、石。球磨川にある物を盗んではならぬという曾祖父の遺言の恐ろしき意味…

◆長尾川(千葉県)
川から飛び出した水滴が皮膚を破り体内に侵入する。透明な水の粒に似た謎の生き物は…

◆牛津川(佐賀県)
蕎麦の実をひく水車小屋。未明に川から子どもが這い上がってきては石臼の上に何かを…

…ほか、、川に呼ばれてしまった人たちの怖ろしき体験を取材した全国30河川の怪異談!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

eyemu

9
私は極度の怖がりで。 どうしても死にたくない。 だから、死に直面するような環境下には行かないようにしている。 しかも、幼い頃は母親のダメだと言うことはしないように生きて来たので、川の中で遊んだことは過去に2回しかない。 因みに、これまでこの本に出てきた3本以上の川に接して生きているのに。 この本を読んで、改めて川で遊ぶのは止めようと心から思いました。 川はいろんなものを運んで来そうだし、水って浸透しやすい気がする。 だから、怖いものも全部取り込んでしまいそう。2024/10/18

きゃる

4
うん、まあそういう事もあるよね、って感じのお話。不思議と怖くなかった。ただ、こーゆー事なのかな、って説明がある方が納得しやすくて、まとまりがいいし、読みやすい。2024/12/12

h t

3
河童の叔父さんの話好き2024/07/28

KAORU SUZUKI

0
読了2024/09/04

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