竹書房怪談文庫<br> 怪奇異聞帖 地獄ねぐら

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竹書房怪談文庫
怪奇異聞帖 地獄ねぐら

  • 著者名:神沼三平太【著】
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 竹書房(2024/02発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784801938816

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内容説明

「あいつ、たった四日で真っ黒に溶けちまいました」

古墳から出てきた勾玉。
盗んだ作業員を襲う恐るべき呪いとは?
「黒汁」より

人柱の家、廃墟の座敷牢、全室事故物件のアパート…
禍々しさが炸裂する最凶怪談!

この世の悍ましきもの、忌まわしきものを限界まで煮詰めた地獄の怪談集。
・顧客の家に突如飾られた油絵。左耳を手で覆う少女の絵だが、以降住人の耳に異変が…「玄関先」
・秘密の地下室があると聞いて忍び込んだ廃墟。隠し階段の奥にあった座敷牢と謎の水場は…「廃墟の地下室」
・民俗学の調査を兼ねて訪れた祖父母の家。妙に冷える畳が気になって調べると裏にびっしりお札が…「お札の部屋」
・建築作業中に発見された古墳。副葬品の勾玉を盗んだ作業員の行く末…「黒汁」
・怪我人が続出する古民家の解体。開かずの間の大黒柱の下には注連縄と骨が…「贄の柱」

他、抗えぬ負の魔力に酔いしれたし。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

眠る山猫屋

57
エグ味とリーダビリティの共存(笑)神沼三平太さん。おぞましいのに読み易い。あの『ある設計士の~』の先生の若かりし頃のエピソードも多数収録。ホントに人が悪いというか・・・(苦笑)また、長編として読みたい『三周目の事故物件』、何でそんな事故物件だらけのアパートに住む事ができるのか?お金の問題だけじゃなくて、耐性があった訳ね。『日本の夏はやっぱり怪談~和編』持ち寄り作品2024/07/05

あたびー

46
昨今背に腹は変えられないと家賃の安さに引かれ事故物件であることを承知で入居する人が多いのだとか。そんな物件の中でも超ド級の心霊アパートに入居した女性の日記を転載した話は凄かった。立て続けに起きる怪異を稲生平太郎か?と言うくらい冷静に記録する大物だ(その上呪われた家系だとは😅)また、柱関係の話2篇も忌まわしく面白かった。例の建築士の先生と思しき方も登場。2024/03/21

tow

9
怖くてなのに面白い一冊。先生シリーズのお話もあって予想以上に楽しませてくれた。後半の話は畳み掛けるような恐怖が足元から登ってくる感じ。おすすめ。2024/07/02

eyemu

9
なんというか。 人を死に至らしめるほどに強力な話が多く、レベチな怨霊のオンパレードな感じでした。 たとえば。 行ってはいけないとか。 何か曰くがあるとか。 何か祀られていたり、念を残してしまっている場所(事故物件とか)は、本当にリスペクトが心にあったとしても、そんなの相手には伝わらないかも知れないし。 そもそも、リスペクトしてくれとか言ってないし…的に最悪、命が獲られる可能性が大いにあるので。 読んで聴く以外の接触は改めて止めておこうという気持ちを強く持てました。2024/06/19

qoop

9
禍々しく彩られた怪談をここまで多く蒐められるのか(しかも限られた期間で!)と驚かされた。まさしく著者ならではといおうか、数多ある実話怪談作家の中で存在感を放ち続けている所以だろう。建築関係者の明かす禁忌や数十ページにわたり続く怪異など、とにかくエッジの効いた話ばかりで夢見が悪い一冊。2024/04/07

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