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内容説明
東京都足立区竹の塚。
僕の地元は、ヤクザが多い街だ。
先輩の先輩、親戚、同級生。大げさではなく、誰もが知り合いを辿っていけば簡単にヤクザに辿り着くことができる。
・中学校の隣にある裏カジノ
・シャブ中の巣窟になっているビデオボックス
・数十人を巻き込んだヤクザの乱闘事件
・妖しいフィリピンパブ街
・人が攫われる花火大会……
足立区で暮らしていると、他では考えられないような危険な場所や大きな事件に遭遇することは多い。
この本に綺麗事を書くつもりはないし、逆に地元を貶めたいという意図もない。ただ純粋な記録として、足立区で生まれ育ったひとりの人間が何を見て何を感じ、どのような心境の変化があって現在の活動に至ったのかを残しておきたいと思い、筆を執った。
自分の体験も織り交ぜつつ、できるだけ客観的に足立区のリアルを伝えられるよう書いたつもりだ。
この街のありのままの姿が、少しでもあなたに伝われば嬉しい。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
HANA
64
足立区の噂は西日本在住の自分の耳にも(ネタとして)入って来る事がある。本書は足立区出身の著者が、足立区の様子を赤裸々に描いた一冊。とはいえ流石にこれは著者の周囲だけで、普通に暮らす人は普通の暮らしをしてますよね。なんか南米とかアフリカの失敗国家の様子聞いているみたいなんだけど…。どちらかというとルポと銘打ってはいるものの現在の足立区の様子を描いたというよりは、著者の自伝やノリで盛った話を聞いてるような心地がする。まあこういう話は盛った方が明らかに面白いけど。現在の足立区とは違うけど、逆ベクトルで面白い。2025/09/14
fwhd8325
62
足立区出身の私は、足立区と聞くと反応してしまいます。足立区は思っているより広く、場所によっては全く未知の町であったりもします。足立区は治安が悪い。それは私の時代でも言われてきました。そこで暮らしている者にとっては、余計なお世話でに聞こえます。人情に厚く、暮らしやすい町です。私からすれば、竹の塚は、もう埼玉です。そこだけで語ってほしくなかった。2025/09/17
ちさと
29
足立区竹ノ塚の父子家庭で育ち、小学3年生の時に父親が覚せい剤で逮捕さる。そのまま悪い道に進んだ著者は、20代半ばで格闘技と出会い更生を果たしたそう。どんな人物だろうと「山田ルイ」をぐぐってみたら、太めのひょうきんな顔が現れて「??!」。どうやら山田ルイ53世という芸人がいるみたい(別人)あーびっくりした。現在は再開発も進んで駅前はだいぶひらけた感じになってるようだが、本書に展開される著者の若い頃の竹ノ塚は相当ヤバい。日雇い労働者が激減したりで、雰囲気がどんどん変わってるのかも。2025/12/26
めぐ
9
足立区には良く遊びに行くので気になって手に取る。著者の過去のヤンチャ自慢的なイタさを楽しむような内容だが、地元が同じ前科者が、俺の地元じゃ猫も杓子も覚醒剤やってるの当たり前くらいの事を東京で吹聴していたが、実際やっている人を私は見た事がなかったという実例もあり、あなたの周りだけの話やんな?と失笑した記憶が蘇り、現実の足立区がどうこうというより、あくまでもいち半グレ男のバイアスを通して見た、かの街のイメージの域を出ないものであるという印象。更に竹ノ塚の話ばかりだが、私のイメージの足立区は主に北千住なのだな…2024/08/04
スエ
6
ルポではなく、昔の武勇伝をだらだら綴っているだけという…。「足立区、そして竹ノ塚で暮らす人たちのためになるようなことがしたい」と書いてあるけど、薬やら喧嘩やら悪さ自慢に終始してて地元の足引っ張ってるだけだなと感じてしまいました。ちなみに竹ノ塚は駅前の開発が進んでいて、とても雰囲気の良い街になってます。たまにあのへんで飲んだりしますが、特にカオスと感じたことはないなぁ。2025/01/20
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