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内容説明
二つの世界大戦から、革命と共産主義、無意識とセクシュアリティ、言語論的転回、アメリカの亡命者たち、映画と精神分析とファシズム、ホロコーストの記憶、構造主義、「歴史の終わり」、情報テクノロジーの進展、世界文学、そして「廃墟としての未来」まで……時代の転回期に「二〇世紀の夢」を振り返る徹底討議。
■目次
第一回 世紀の開幕
第二回 世界内戦1.0
第三回 革命と共産主義
第四回 無意識とセクシュアリティ
第五回 言語論的転回とその〈谺〉
第六回 亡命者たちのアメリカ
第七回 「映像」の運命
第八回 世界内戦2.0
第九回 批評の革新
第十回 エイティーズ 『空白』の時代
第十一回 インターネットの出現
第十二回 〈世界文学〉のために
後記
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tyfk
6
最後の章から最初の章に、逆向きに読む。田中純だけだといろいろ詰まりすぎ感になりそうなところを松浦寿輝のゆるい感が緩急になってて、疲れず読めた。『現代思想』とかによくある鼎談スタイルだけど、なんとなく講談社ぽい。2024/03/27
junne
4
いよいよちゃんとプルースト読まないとなという気にさせられた。あと、最近あまり名前ののぼらない(気がする)ロラン・バルトの評価が高いのが興味深い2024/06/04
takao
2
ふむ2024/06/16
ぴーすピース
1
700ページの大作。三人の知識人が思想・文学・芸術について長期的な視野に立って議論した内容をまとめた本。この手の本は普通、難解だし現実離れしていることが多いので読まないが、中心的な著者が松浦寿輝と知って目を通すことに。彼は東京大学・仏文科の教授を退官後、詩人・小説家家として活躍しており、『名誉と恍惚』『香港陥落』など主な著作は一通り読んだ。私がいま最も評価する作家です。期待通り、彼が発言している部分は読みやすくで、随所に読むべき書籍などの具体的な作品名を挙げているのが嬉しい。彼の推薦本は読みたくなります。2024/07/24
あ
0
すばらしい2024/05/03