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内容説明
AIが台頭し、インターネットが広く普及する世の中において、本を読む意義とは何でしょうか。それは「教養」を深めることにあると思います。「教養」とは単に情報や知識の量を増やすことではありません。それではAIと変わらなくなってしまいます。人間にとっての「教養」とは、それを身につけることによって、脳がアップデートされ、人生をより良いものに変えていってくれるもの。言い換えるならば「あなたを今よりも素敵な場所に連れていってくれるもの」です。そして「教養」は、読書によって磨かれます。読書は一生を通じてあなたの世界を広げてくれ、あなたを助け、導いてくれるのです。たとえば、500冊読んだら、500冊分の高さだけ自分の足元に土台ができあがり、その高さの分、遠くまで世界を見ることができます。50冊なら50冊分、100冊なら100冊分の高さだけ、視界は開けていくのです。読書とは「過去に読んだ本の数だけ、生きる上での英知を手にすることができ、本を読むか読まないかで人生に圧倒的な差がつく」といえるのではないでしょうか。本書では、本を読むことで脳が成長することを明らかにします。 ●本を読むことで脳は進化する ●読書を習慣化すると、脳に「高速道路」ができる ●自宅に本がたくさんある家の子どもは学力が高い ●低下し続ける「集中力」は読書で養える ●一日三十分の読書でストレスを軽減できる ●読書は認知症予防に効果がある
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tamami
49
「読書」について、要点的目的的に効用や適正な読書法を記す。第1章、なぜ読書は脳にいいのか?では、メリットその1読書というディープラーニングを通して「センスと判断力が養われる」、その2想像力が豊かになる等々、脳科学者の視点で、読書の効用が記される。以下、第2章「自分の頭で考える人」になるために本を読む、第3章自分の世界を広げていくための読書~第7章読書プラスαでAI時代を乗り切るまで、著者の原体験や著名人の読書についての話題もあり大変解り易い。モンゴメリー『赤毛のアン』の読みについて、深い示唆を与えられる。2024/04/18
じゅん。
8
読書に関する本はたまに読みたくなり、ふと本屋で手に取ります。読んだ本をすぐに忘れてしまう。的な質問に対して、内容は忘れても読んだ体験としては残るって文章は印象深かったですね。2024/03/10
hinotake0117
3
どうしても読書本はおすすめの紹介に終始するものが多いが、この書はオススメも含めつつ、その書を通じた読書そのものへのあたりかたをしっかり紹介。 内容に応じて速読、精読を使い分け。 同時に数冊細かい時間で読んで脳を刺激。2024/03/17
ぽんぽこ
3
「赤毛のアン」シリーズが大好きなことで有名な脳科学者の茂木さんの本。小説によって共感力が身につくとのことで、あまり小説を読まない私には目からウロコでした。つい大好きなジャンルばかり読んでしまいがちなので……。ちょっと難しい本を背伸びして読むことが成長につながることは全力で同意します。そんな本を手当り次第に読んで良いとのことなので、本を買う大義名分ができました笑。2024/03/13