歴史文化ライブラリー 515<br> 伊達一族の中世 - 「独眼龍」以前

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歴史文化ライブラリー 515
伊達一族の中世 - 「独眼龍」以前

  • 著者名:伊藤喜良
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 吉川弘文館(2024/03発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784642059152

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内容説明

独眼龍政宗以前、伊達氏初代の人物像をはじめ、その系譜には未だ謎が多い。伊達氏=仙台の印象が強いが、長く福島盆地を拠点に活動していた。鎌倉時代の伊達郡入部から天文の乱終結後、米沢へ移るまでの360年に及ぶ一族の歴史を、地理的条件や諸系図、福島県内の発掘調査の成果などを検討しつつ描き、戦国奥羽の覇者となる礎を築いた時代に迫る。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

MUNEKAZ

15
近世に策定された『伊達正統世次考』を批判的に検証しながら、伊達一族の系譜を考察した一冊。一番の読みどころは、我々が伊達家の正統と思っている「宗」の字を通字とする一族が実は庶流で、家臣となった桑折氏が鎌倉時代までの嫡流であったということ。小林清治氏や羽下徳彦氏の研究を紐解きながら、南北朝時代以降の伊達家が行ってきた系図の改作を解き明かしていくのは、なかなかスリリングである。また中世の伊達氏の本拠が福島盆地であることも強調しており、「仙台」「宗」といった近世の伊達氏のイメージを相対化する内容になっている。2021/01/13

六点

12
「江戸時代の組立物に頼らず、一次史料と考古学の成果で研究してみた」と言う思潮が、随分広まって、仙台伊達氏の歴史は相対化された。鎌倉期の伊達氏の史料が、仙台藩主家に殆ど伝来せず、絶家した分家にのみ存在した所から、同時期に多く見られた嫡流の交代が伊達氏にも発生していたことなど、全く知らなかった。家督の継承が、諱の通字の変化に拠って、但馬伊達氏(知ってる方がどうかしている)から行われた可能性など、まさに「列島を翔ける武士」と言いたくなってしまう。『独眼竜政宗』以前の伊達氏は極めて興味深く、また、魅力的である。2021/02/08

ナタネ油

3
伊達氏周辺で気になることがあり読んだ。2023/03/17

フランソワーズ

3
実は福島県から始まる伊達氏。江戸時代に独眼龍政宗によって雄藩となった同氏の家格引き上げをはかろうと、近世に細工された公式記録書を実証的に検証。初代念西の正体、惣領家問題などに触れながら、鎌倉期、南北朝期、室町期、戦国時代初期の各当主の動向を追う。わたし的には稙宗以前の歴史が収穫でした。2021/07/04

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