内容説明
周辺地域の影響を受けつつ独自の発展をとげた琉球諸島。日本列島が江戸時代を迎えていた頃、琉球ではどのような文化が育まれていたのだろうか。近世遺跡の発掘調査を元に、歴史考古学の手法から、近世琉球文化史に挑んだユニークな一冊。喫煙・園芸・豚飼育といった三つの事象を掘り下げ、思想・風習・制度・行動・価値など往時の人々の日常に迫る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
二人娘の父
10
煙草と園芸、そして豚の飼育と利活用から、中世から近代の琉球の文化を読み取ろうという試み。面白いと思います。著者の本職?は考古学。考古学的手法による分析と、文字による史資料の読み解きは新鮮で、非常に興味深い。個人的に2022年は、沖縄に通いだして(もちろん仕事です)ちょうど10年の節目。沖縄関連で積読中の物を精力的に当たりたい。2022/01/03
アメヲトコ
6
2020年刊。著者は近世考古学が専門で、喫煙具・植木鉢・豚飼育施設という3つの物的史料を手がかりにして近世琉球の文化のありように迫っていく一冊です。著者も指摘していますが、20世紀後半というのは近世が本当に終焉を迎えた時期だったのだなあ。2022/10/20




