内容説明
夜の海をおよぐ、ナイトダイビング。そこで出会ったのは、摩訶不思議な生きものたちがただよいたゆたう、この世のものとは思えない「霊界」のような光景だった。
海の生きものに魅了されたことからはじまり、半世紀以上にわたって知の冒険をつづけるアラマタ博士による、地球の歴史と宇宙と深海の世界が交差する博物教室。
「みんなの研究」は、みんなの「知りたい」を応援する、あたらしいノンフィクションのシリーズです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
92
著者のアラマタ先生は子供の頃から、生き物や宇宙のこと、他様々な学問の知識を教えてくれる。その中でも先生が好きな海にを中心に書かれている。ご自身でスキンダイビングに続きスキューバダイビングの免許を取りナイトダイビングのも挑戦。自宅で海の生き物を飼うのが好きだったという。私も生き物を色々飼ったけど失敗を繰り返しながら再挑戦する気持ちは、みんな大事にしたい。わからないこと、知らないことは、まずネットで参考になる本を探して読む。図書館で本を検索するのも本当に便利になった。この本もそんな一冊だった。図書館本 2025/09/10
なおなお
10
荒俣先生の本は読みやすい。地球の始まり、そして生命の始まりを丁寧に説明してある。そのあとは海の摩訶不思議な生き物について。どうしてこんな姿に?!という出会いも面白かった。2024/03/08
Eri
7
娘小6図書館。 荒俣先生なので、もっと話が妖怪寄りになるのかな?と思っていたら、なんのなんの。 ちゃんと読まれる年代に寄り添って、「ほら、これも面白いでしょ?こういうのもあるんだよ!これなんかもスゴイよね?」とたくさんたくさん探究心をくすぐってくださる。 もう、口絵の写真から素晴らしすぎる!2024/08/26
くまさん
6
このおどろきとふしぎが、好奇心をよびおこすカギというわけ。なぞをとこうとする気もちが、脳をはげしく動かしてくれる。感動やおどろきがないところに、知の探究心は生まれない。③2024/02/25
ひびキング
6
自然科学も受け持ち範囲の荒俣氏。地学辺りから始まってどこで深海生物に辿り着くのかと心配したが、最後はちゃんと妖怪まで辿り着いててなかなか楽しい。大人の私が読んでて楽しいのだが、果たしてどんな子どもがコレを楽しく読むのかな?著者の紹介が帝都物語な辺り、おっさん向けと捉えるのが正しいかも。2022/12/15




