1フランの月

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1フランの月

  • 著者名:安西水丸【著】
  • 価格 ¥2,277(本体¥2,070)
  • 小学館(2024/02発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 600pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784093867177

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内容説明

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安西水丸、幻の未発表小説を初めて書籍化。

ニューヨークからパリ、リスボン、マドリード、ローマへ。イラストレーターである主人公のモノローグと日本にいる恋人への手紙、そして現地でのさまざまな出会い……。これまで日の目をみることのなかった幻の小説「1フランの月」(未完)を没後10年となる2024年春に初めて書籍化。「旅」をテーマにした未刊行エッセイ、イラスト、スケッチなどを加え、懐かしくも新しい、イラストレーター/作家・安西水丸の世界をこの一冊に凝縮。

※この作品はカラーが含まれます。

(底本 2024年2月発売作品)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

171
久々の安西 水丸です。著者没後10年、幻の未発表小説『1フランの月』の初めて書籍化ということで読みました。 オススメは、やはり表題小説『1フランの月』(但し、未完)&旅のイラスト・エッセイ『オン・ザ・ロード タヒチ ゴーギャンを辿って』です。しかし緩いイメージの著者がドメスティックではなく、インターナショナルだとは思いませんでした。また『1フランの月』には村上龍的な要素も含まれていました。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002499.000013640.html2024/04/06

春ドーナツ

14
水丸さんの訃報に接したとき、図書館でひたすら画伯の本を借りまくり、むせび読んだ。YouTubeで何かないかと探したことも思い出す。あれから10年経ったのだ。WEB本の雑誌の新刊案内からのリンクで書誌情報を目にしたとき、驚いた。まだ数年前の話だと思い込んでいたから。今月いっぱいで閉店となる近所の村上書店にお願いして取り寄せてもらった。入口の貼り紙にも打ちのめされた。漫画「普通の人」も村上さんのお世話になったことを、書きながら思い出す。表題作の未完の小説は、というか水丸さんの小説を初めて読んだ。意外な展開で、2024/03/05

たっきー

8
1971年のヨーロッパを舞台とした表題作は未完。ヨーロッパのいくつかの街を流れていく様子は、著者が実際に旅して見聞きしたものが反映されているよう。本当ならどのような結末になっていたのだろうか。併せて、著者の宝もの(思い出も含めた雑貨)についてのイラスト入りのエッセイも収録されていて、素敵。2024/04/26

たかしゃん

1
懐かしさに手に取る。未完と言いながら楽しく読めた。安西水丸はやはり村上春樹とセットのイメージが強いが、安西水丸の文章も好きである。さて、ニューヨークからの帰途でフランス、ポルトガル、スペイン、ギリシャ、イタリアを旅する「ぼく」が主人公。日本が高度成長期の70年代でJALパックはあったと思うが、まだ海外に行く日本人も少なく、作中も日本人が珍しがられていたよう。ベトナム、学生運動など時代を象徴するキーワードも。ここで描かれた若者たちは、皆70歳を超えてしまってる。時の流れを感じてしまう。2024/04/27

ぽー

1
安西水丸亡くなってもう10年経ったんだなと。村上春樹絡みで陽気な隣のおじさんみたいな感じで軽快かつ洒脱な印象ながらNYでセロニアス・モンクにハイライトをあげたりと凄い?人。いわさきちひろ美術館で村上春樹とイラストレーター展見たのももう8年前か。「月と6ペンス」も読みたくなる。2024/04/17

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