内容説明
訟務係として警察官が関わる民事訴訟の対応をする加穂留は、転職組の新人で弁護士資格を持つ新崎と行動を共にすることに。なぜ弁護士が警察職員に? 加穂留の不信をよそに新崎は法廷で活躍を見せるが――
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
213
堂場 瞬一は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。冤罪防止&人権尊重&パワハラ等、刑事も辛い時代なんでしょうね。その内、尋問もAIに取って代わられるかも知れません。警察内に訟務課というセクションがあるのを初めて知りました。 https://www.kadokawa.co.jp/product/322306000301/2024/03/13
旅するランナー
211
主人公は神奈川県警訟務課の水沼加穂留巡査部長。そこへ弁護士の新崎大也が異例の転職をしてくる。捜査一課による違法捜査はあったのか? 新崎は何者で目的は何なのか? 二つの謎を調査していくうちに、警察組織の暗部が明らかになっていく。訟務課は、警察が訴えられた民事裁判の対応をする部署。警察の盾、訟務課が警察への矛となる、骨太な警察小説。2024/04/06
いつでも母さん
153
訟務課が舞台の堂場さんの書き下ろし新作。第一部『敗訴』捜査一課がそんなに偉いか!心の声が漏れる私だが、警察を勝たせる仕事・・ならば全てを正直に言いなさいよ。上尾みたいな奴は大嫌いだ。そこからの第二部『R』は神奈川県警に蔓延る闇の話・・そんな派閥は本当に有りそうだと思うから恐い。根は深いよね、多分(汗)訟務課のお仕事をもっと読みたくなる読後感。加穂留と新崎のその後が気になるところだ。そして、堂場作品にちょこちょこ挟まれる食べ物のシーン。今回も色々美味しそうだった(笑)2024/04/08
KAZOO
114
堂場さんのシリーズものではない警察ものです。また新しい観点からの作品です。神奈川県警の訟務課というセクションが舞台となっています。ここは警察が訴えられた場合(違法捜査など)に対応するセクションでそこにいるある女性警察官からの観点で描かれています。そこに現役弁護士が途中採用で入ってきます。前半はある捜査で訴えられた警察が敗訴します。後半は警察に巣くう闇組織と対決になります。シリーズにはならないのでしょうが、女性警察官がほかのセクションに行って活躍する可能性もあります。2025/07/01
ma-bo
108
水沼加穂留が主人公。神奈川県警の巡査部長。捜査一課への配属希望は通らぬまま「訟務課」へ異動。警察が訴えられた民事裁判の対応をする部署。聞きなれない、焦点の当てられる事のなかった部署だと思うけど、第2回警察小説新人賞受賞作【県警の守護神】でも訟務課が舞台となっていたな。新しく部署に来た新人は元弁護士。弁護士がなぜ警察に転職?そして異動まもない訴訟で警察側は敗訴の憂き目に。その謎を調べる内に警察内の暗部の組織の存在が浮かんでくる。堂場さんの作品では珍しい単発もの。シリーズ化していくのかな?2024/07/16
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