内容説明
TBS『ぎんざNOW!』で5週連続勝ち抜いてデビュー。ギラギラした目とアクの強い芸風の「カマキリ男」として名を馳せ、今ではすっかりお茶の間に欠かせない存在となった関根勤さん。
今年で芸歴50周年を迎える彼を語る際に欠かせないのが、芸能界で聞こえてくる評判です。
「関根さんの悪口を聞いたことがない」
「関根さんを嫌いな人は芸能界にひとりもいない」
関根勤さんはなぜ、こんなにも慕われているのか?
生き馬の目を抜くような芸能界で天狗になれなかった理由、腑が煮えくり返るようなことがあっても受け流せた理由。コンプレックスを乗り越えた方法、芸人としてのこだわり。
タモリさん、明石家さんまさん、萩本欽一さんなど大物芸人たちから学んだこと。
そして一人娘であるタレント・関根麻里さんを育て上げた個性的な子育て論、関根勤さんを「ドゥドゥ」と呼ぶ孫たちとの微笑ましい関係……。
麻里さんのコメントも交えながら、関根勤さんの50年の芸人人生を楽しく紐解いていきます。
人間関係で悩んでいる人、毎日明るく生きていきたい人、必読です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
史
5
読んでいてポジティブになれます。芸能人であり、一種の自己啓発な本でもある。半生を綴ったというには大げさかもしれないけれども、しかしなぜ今の今までテレビ業界タレント業界で生き続けているのかよくわかる内容。コンプレックスを力に変換する、お笑いに包まれたら幸福である、などという人生の指針は中々唸らせるものでございましょう。2025/03/03
Yuuki Kushima
3
天狗になれずに、自分を過大評価しない。好きなことを追求する。これが何よりも嫌われること無く愛される極意なんだと思いました。2024/04/24
四ツ谷
1
永らく芸能界の最前線にいる不思議な芸人という目線で手に取ったものの、かなりの気付きが綴られていて感心した。30代、40代はこう生きろみたいな本よりかは相当学びがある。まずは話を聞いて、共感しなさいという具体例があり、特にケンミンショーでおでんが前日に残ると翌日に天ぷらにする地域があるらしく、お互いに「え~!」から入ってまず否定から始まる流れについて、なぜこいつらは「どんな味になんだろう」って相手に興味が湧かないんだろうっていう提言に、思わず胸が苦しくなった。あと意外と関根さん、普通の人だった(ヽ´ω`)2024/10/26
あーさー
1
関根勤さんが、これまでの芸能人生や子育てについてなど、思うままに綴ったエッセイ。デビュー当時や、芸能人として“安定”するまでの話がとくに興味深かったです。2024/08/08
こさと
0
地元図書館の本。2024/10/12