ハヤカワ・ミステリ文庫<br> ザ・メイデンズ ギリシャ悲劇の殺人

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ハヤカワ・ミステリ文庫
ザ・メイデンズ ギリシャ悲劇の殺人

  • ISBN:9784151859519

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内容説明

セラピストのマリアナは、姪のゾーイに親友が殺されたと相談を受ける。犯人は大学教授のフォスカだと言い張るゾーイだったが……

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yukaring

63
二転三転する展開に翻弄されすっかり放心状態の読後感。作者の巧みなミスリードに騙されること間違いなしのサイコサスペンス。繰り返し現れるペルセポネのモチーフやメイデンズ(乙女達)と呼ばれる謎の集団、ギリシャ悲劇のエッセンスをたっぷりちりばめた物語。ケンブリッジに通う姪の友人が惨殺され、セラピストのマリアナは心配して彼女の元に駆けつける。姪の話からあるカリスマ教授を疑うが彼にはアリバイがあり…。そして次々と起こる殺人や怪しいカードの存在。誰も彼も怪しく見えて誰も信じられない不穏な展開にすっかり取り込まれる1冊。2024/04/11

koo

10
 セラピストマリアナが大学に通う姪のゾーイから友人が殺されたと相談され彼女の為に犯人を捜査してゆくストーリー。読み終えると久々に◯◯を用いた反転のあるサイコサスペンスが味わえ数々の不満点も作者のミスディレクションだったとわかりますがそれは読み終えての話で主人公マリアナが頼まれてもないのに嗅ぎ回る姿は滑稽そのもの、不必要な信頼できない登場人物達同士の会話ばかりで終盤までかなりイライラしました(笑)読みやすいし本来は好きなプロットなんですが中盤までのストーリーが満足感を損ねちょっと惜しいです。2024/03/29

ほたる

10
面白かった。女子学生連続殺人事件とそれを追う夫を亡くしたセラピストのマリアナ。マリアナ視点でストーリーは語られ、夫そして姪への想いの強さが伝わってくる。真相が見えたとき初めて謎の掛け合わせ方が非常に巧いと気づく。2024/03/16

5
「意外性のある結末」のため統合性も現実性も妥協している、ある意味すがすがしいサイコサスペンス 確かにその狙いは成功しているものの、読み終わってモヤモヤが残る それでも500ページ以上を一気読みさせる力量は大したもの2024/04/15

蝸牛

3
すっごい好みが分かれそう。 面白いとか面白くないとか、それ以前に主人公がどうにも好きになれない。2024/03/10

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