内容説明
作者・編者ともに不詳、ミステリアスでユーモアに溢れる日本最古の短篇物語集『堤中納言物語』。中島京子による名訳により生き生きと蘇る「可笑しみ」を堪能できる10篇を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
旅するランナー
185
NHK大河ドラマ「光る君へ」の世界観が好きな人はドはまりできる、平安貴族の恋模様を描く日本最古の短編物語集。 中島京子の現代語訳によって、ストーリーの面白さが増し増しで伝わってきます。 虫好きのお姫様など、愛すべきキャラの宝庫です。2024/08/04
yumiha
37
まず「虫めづる姫君」を読む。絵本や原文でも読んだことがあるんだけど。そして、ただの変わり者の姫と思っていたのが、「森羅万象を探求して、その行く末を見届けてこそ事の成り立ちがわかるのです」という思想(?)を知り、上野千鶴子言うところの「エイジェンシー(能動性)」やぁ!と今さら納得した。それに比べれば他の作品の姫君たちの受動性が痛ましい。色好みの貴公子たちに翻弄されるばかり。特に親など後ろ楯のない姫君たちの悲惨なこと。和歌のやり取りという衣装を剥げば、恋なんて言い繕ったところで結局は身勝手な男の性欲の犠牲だ。2026/07/30
あすか
25
恋が実っても実らなくても貴族たちは楽しそう。しかし忍び込み放題の平安時代・・・。改めて読むとセキュリティの甘さが怖い。2025/02/18
わむう
24
有名な「虫めづる姫」、「花桜折る中将」など現代文でより読みやすくなっています。2025/08/30
mahiro
20
軽快で読みやすい現代語訳。読んでいくうちにどうしても以前読んだ坂田靖子のマンガ版をイメージしてしまう。坂田版は本当に作品の雰囲気にぴったりだったなぁ…私的には『花咲くおとめ達のかげに(はなだの女御)』『貝合わせ』が好き。古典はどうしても原文で読まなくては、という風に思いがちだが自分の気にいったた現代語訳で読むのもいいなと思った。2024/06/15
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