内容説明
水や空気はどのように流れるのか.その運動をいかに制御するか.流体力学は自然現象の理解から,飛行機などの産業的応用まで幅広い場面や目的と関わっている.粘性,渦,乱流,レイノルズ数,不安定性といった重要な概念を高校数学レベルで解説.物理的なアイデアに焦点をあてて,現代的な視点で書かれた本格的入門書.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.
目次
まえがき
1 「流体」とは何だろうか?
2 流れがあると「粘性」が見えてくる
3 世界にあふれる「管内流れ」
4 「次元」で現象の本質をつかむ
5 流体力学の歴史を変えた「境界層」
6 「渦」を見る,「渦」を使う
7 パターンを生み出す「不安定性」
8 「流体力学」の未来
訳者あとがき
参考文献
図版クレジット
索引
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Jampoo
8
超入門と書いてあるが、初学者向けと言うにはかなり難しい。 水圧の原理や流体の境界層、渦の発生など、分かったこともあり勉強になったが、数式の部分はほぼ理解できなかった。 あとがきに高校物理程度の知識を前提として書いたとあり、自分の愚かさを反省。物理を学び直して再読したい。2025/05/12
マサキチ黒
6
流体力学の本質は、力が加えられた時にその流体がどのように変形するかを予測することである。あるいは、流体をうまく流すにはどのように力を加えれば良いかを知ることである。うん。超入門で挫折(笑)。2024/03/24
S
4
超入門と言いつつ、式は「あまり使わない」(微分は出てこないが簡単な計算は文中にはずいぶん出る、込み入った話題は話だけ)だけで、正面からの正統派流体入門書とは思う(原著はVery short introduction)。歴史エピソードなんかも面白かった。2025/03/21
まじぇすた
3
物理の啓蒙書として非常に素晴らしい本だと思う。物語を読んでいるような感覚で流体現象の物理を楽しくかつとても分かりやすく説明してくれる。例えば、研究者の名を冠した法則や方程式を初めて出すときは必ずその研究者のちょっとした紹介の一文を添えている。これによりそのカタカナ語が人名なのか何かの外国語表現なのかの違いがはっきりするし、その人のちょっとした背景を知ることでより強く印象が残り法則や方程式の理解が進む。(つづく)2025/04/30
ハラペコ
3
高校数学は必須。難解な公式の成り立ちはバサッとカットしているものもある。4章の「次元」で現象の本質をつかむ、が特に興味深く、物理学の実践的な運用において重要なのだろうとも感じた。 比例関係で自然現象をつかんでいく過程を知れた。2024/12/17




