内容説明
日本の街が綺麗なのは集団主義の成果。日本人ほど税に関心が薄い国民はいない。日本はじつに宗教的な国。「お天道様が見ている」を考えた人は凄い!「火葬」ほど怖いことはない……日本人には思いもよらない指摘が頻出!
アメリカ・ルイジアナで生まれ育った学者と、カメルーンで生まれ、姫路で育った漫画家が日本、アメリカ、カメルーン、そして世界についての大ディベートを展開。我々日本人がスルーしていたこと、「そんな見かたがあったのか」と、思わず膝を叩くこと満載の本書を読めば、世界や国、社会への視野を拡げてくれること間違いなし!
序 章 どこから、ふたりは日本にやってきたのか
第一章 日本と世界の現状
第二章 理想的と言い得る経済モデルはあるのか?
第三章 日本人の政治観
第四章 幸せについて
第五章 文化の壁
第六章 死とサムシング・グレート
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
tetsubun1000mg
14
アフリカのカメルーン生まれで日本育ちの漫画家と米国ルイジアナ州出身のの麗澤大学准教授という二人と出版社の編集者を入れた鼎談集。 南部出身者でワシントンを信用していないというたぶん保守系の米国人、カメルーン人の両親から生まれた後に日本人と再婚したので、幼少時に日本に来た日本国籍の漫画家さんの視点。 日本ではアメリカ、ヨーロッパ、韓国などの視点の話を聞くことが有るがお二人の視点は全く違って興味深い。 アメリカは州によって国が違うと言っていいほど独自性があり、特に南部では合衆国政府の介入を毛嫌いするなど面白い。2024/05/09
つじつじ
6
いろいろな意見が出て面白かったです。モーガンさんは、ちょっと過激な方なのかしら?とか思ってしまった。そんなことないのかな?カメルーンの話も興味深かった。編集者が中立を保とうとフォロー?している感じも読みやすかったです。2024/07/29
suntalk
4
両著者初読み。アメリカ人のジェイソン・モーガン氏についてはユーチューブ番組チャンネル桜の討論会でよく見ていたが、カメルーン人の漫画家星野ルネ氏についてはこの本で初めて知った。実の両親はカメルーン人、離婚後母親の再婚相手が日本人で、著者が4歳の時から日本で生活している。日本で生活しながらそれぞれアメリカ、カメルーンを行き来している二人の日本に対する見かたはとても面白かった。二足歩行ロボットの安全性を実験するために蹴ったり棒で突いたりする動画を見て「かわいそう」と思う日本人に共感するモーガン氏は微笑ましい。2025/08/10
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