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内容説明
警察、検察、法務省、裁判所などの社会統制機関は、国民の利益ではなく、組織の利益を優先してきた。これらを指摘し、解決策を探る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
trazom
111
警察(マスコミを利用した印象操作、パチンコ業界との関係)、検察(人質司法、相次ぐ捏造事件、マスコミとの癒着)、法務省(刑務所や拘置所の劣悪環境、保護観察所の逸脱行動)、裁判所(料亭司法、政治との癒着、人事による威嚇)など、社会統制機関による逸脱行為の事例を見せつけられて暗澹たる思いに襲われる。この国の政治の低劣さは織り込み済みで腹も立たないが、最近、一流企業で不祥事や不正が頻発し、更に、司法までもが劣化しているとしたら、一体何を信じたらいいのか。戦後の日本を支えて来たものが、今、崩壊しようとしている。2024/04/09
シリウスへ行きたい
81
法務省が最もルールを守る官庁でありながら、いままで様々な不祥事が起きている。最後の砦だけに、監視監督する者が後ろにいないだけに、社会の風潮に流されて、ついちょっとだけとなるのかもしらない。いまでの驚くような不祥事が相次いでいる。東京高検検事長の新聞記者との常習麻雀で罰金刑、大阪地検次席検事の部下検事の不同意性交、いっぱいあるのだろう。検事検察官も人間と言ってしまえばお仕舞い、国民は検察官を畏れ尊敬しているのだから。昔の遠山金四郎みたいなもの。2026/01/31
クリママ
44
犯罪やそれに関する法、対応について、素人と専門家のとらえ方の違いに驚く。予算、人員が減らされるのを防ぐため、警察白書では犯罪は減っているのにそれを公言しない。違法性が考えられるパチンコ業界、利害関係のある防犯、交通分野への天下り。検索では冤罪の構図が取り上げれ、弘中惇一郎氏「生涯弁護人」と重なる。裁判における行政訴訟では、原告側の国民、市民が敗訴することが多い。すべての人がそうではないが、高い志を持って目指した仕事に、階級が上がるほどに、組織の体面を守り、自分の先々を優先するようになるのは、人の弱さか。 2024/07/03
Piichan
13
平成時代は厳罰化が進みましたが、この本は平成時代の刑事司法の実態を知りたい人にお勧めします。筆者は、日本は経済でアジア諸国に追い抜かれてしまったけど、せめて人権を尊重する刑事司法の国だと評価されるようになってほしいと述べていることが印象的でした。この本の出版がきっかけで平成時代の刑事司法を検証する本が増えてほしいです。厳罰化をだれがどんな目的で推進したのか、そのなかでも犯罪被害者が果たした役割が検証されるべきです。2024/03/03
おやぶたんぐ
9
題名は過激だが、内容は案外抑制的。大学教授である筆者が、法務省や裁判所にもある程度関わりを持っているからか。ニュースで流れる警察、検察、裁判所の不祥事について、分かりやすく取り上げている。そこからどう考えるかは、各人それぞれだろうけど。2025/06/12




