内容説明
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増税にひた走る日本。その元凶は財務省だといわれています。なぜ国民が物価高で苦しんでいるさなかにも増税路線を打ち出すのか。増税しないと本当に日本は破たんしてしまうのか? 本書はその欺瞞を解き明かしたベストセラー単行本『ザイム真理教――それは信者8000万人の巨大カルト』をベースにしながら、マンガと図解で解説。カルト組織といっても過言ではない財務省の考え方や、内部の仕組みを露わにします。世界一わかりやすく「ザイム真理教」というおかしな組織の真の姿を解き明かしていきます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ナミのママ
66
「ザイム真理教」の名称は知っていて一部の話は聞いていたがよくわかっていない。得意でない分野なので書籍(文章)を理解できる気がしなくてコミックのこちらを選択。国債のしくみについては返還が始まった時に学んだ記憶だけある。国の赤字を埋めなきゃならない、あらゆる増税は仕方ないと頭から思っていたがガツンとやられた。色々な考え方があるな…と。自給自足、交換品には税がかからないのは消費税10%時代に大きい。お裾分けやお返し、職場やご近所付き合いは節約になっているのか…つい国の心配より家計を考えてしまった(ブックカフェ)2024/05/26
読特
52
支配するのは東大法学部。多様性が重視される今も変わらない。生き残るのは変化に対応できるもの。信者8000万人のカルト教団。財政均衡を信仰する国に未来はない。消費税は公平な税制か?アベノミクスは増税で失敗。消費性向が低く、投資ができる富裕層は優遇される一方で実質賃金は下落する。公務員の給与は民間準拠。その算出に非正規は含まれない。格安での国有地払い下げを受け、政府に借りのある大手メディアに公正な放送など期待できない…まずは自分が洗脳から覚めること。財源を問うのはやめよう。問題はお金ではない、供給能力だ。2024/04/25
竹園和明
42
数ある省庁の頂点に立つと言われる財務省の問題点を森本卓郎がガチ解説。マンガの頁もあってわかり易い。社会保障の原資を皆で平等に消費税で負担しようという詭弁、僅かなカネを投じて厚かましく「少子化対策」と胸を張るまやかし論、そして体制側に加担するマスコミの実態等、結構踏み込んだ内容。特に非正規雇用の低賃金が結婚率の低下を招き、それが少子化の最大の原因になっている事実に目を瞑り、小金をばら撒く「少子化対策」の批判はご尤も。日本が瓦解した諸悪の根源はこれ。非正規雇用の推進に関わった政治家と官僚、経団連の罪は重い。2024/08/27
Carlyuke
38
「書いてはいけない」を読んで森永氏の別の本を読もうと思った。紙の本でしかもマンガと半々。 読んで良かった。内容を説明できるレベルの理解力ではないが腑に落ちる内容。非常に分かりやすく納得感が持てる。 活字版も読みたい。 少子化の理由の説明も少しだが理解が進む。男性の20代の年収が十分ではなく結婚したくてもできない。この部分を解決するにはどうするべきか? これらの本は森永氏の使命感によって書かれたと感じられる。 小説「人口戦略法案」には解決策について何て書いてあるのか。 関連イシューをさらに深く知りたい。 2024/03/14
belalugosi6997
27
新書として大ヒット作の漫画版。原作は既に読破済み。比較をしても読み易い内容になっている。ではマクロ経済初心者が著書を読んで理解できるかと言うと難しいと思う。著者独特の見解を持つ「通貨発行益」はもう少し丁寧に解説して欲しかった。既に何冊か著者の本を読んでいる人にとっては当たり前のことであっても初心者には膝を打つ事まではないと思う。但し、空前の大ヒットになっている著書だから多くの人が気がついてくれるとを願う。現に今や政治経済金融は右左派ではなく積極財政か緊縮かのステージに移行した。世間が著者に追いついたようだ2024/09/22