内容説明
こんな結末は耐えられない――。
大学に入学して3か月、菊池斗真はサークルの同級生・宮原の投身自殺を目撃してしまう。死因に不審な点もなく遺書もあったことから、彼女の死は自殺と断定された。
宮原の死から数日後、菊池は同じサークルに所属する先輩の日下部から、表紙にいくつかの赤黒い染みがある本を手渡される。それは、宮原が死の瞬間に持っていた小説らしい。
「ゆうずど」というタイトルの小説は角川ホラー文庫から刊行されている普通のホラー小説で、特に宮原の死と結びつけるような内容は描かれていなかった。
しかし、本を読んだ日下部はその翌週に自殺をしてしまう。
そして日下部の死後、なぜか菊池の手元には「ゆうずど」の本が現れていた。
何度捨てても戻ってくる本。そして勝手に進んでいく本に挟まれた黒い栞。自分にしか見えない紙の化け物。
菊池は何とか自らに迫る死の呪いを回避するために、ある手段を講じるが――。
その■■を、絶対に読んではいけない。
あなたの身に恐怖が迫る、新感覚ホラー誕生!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
モルク
105
久々に怖いと思うホラーを読んだ。読んだら呪われるという本「ゆうずど」。それを手にした(読んだ)者に次々と死が訪れる。自殺、事故死…本の最後には名指しで最期が書いてある。本は何度捨てようが必ず戻ってくる。読んだつもりもないのに勝手に黒い栞が先に進み最後のページ、死に近づいていく。どうしてその本が、という始まり、原因も目的もわからず解決策もない。もし最後に自分の名が出てきたら…そんなはずはないと思いながらもドキドキ。ただ何度も「角川ホラー文庫」の文字が出てくるのにはイラついた。2026/03/13
yukaring
98
「黒い栞が見えたら、終わり」読むほどに自分の身も不安になる呪いの本をめぐる新感覚ホラー。『ゆうづど』という1冊の本。ネット上に拡散する「この本を読んだ者は呪われる」という都市伝説。知らずに手にとった者、人を呪いたいが為にその本を探す者、呪いを体験したいと自ら欲した者、動機はさまざまだが彼らは皆後悔する。何度捨てても戻ってくる本に勝手に進んでいく黒い栞、読んだ者にしか見えない沢山の紙をまとった不気味な女。栞が最終ページまで来た時に彼らは想像を絶する恐怖を体験する。他人事ではないリアル感がかなり怖かった。2024/03/03
のりすけ
86
「読むと呪われる本」のホラー。新刊で買ったら呪われねーぜ!借りたり中古で買ったりしたら呪われる。オッケーベイビー、今すぐブクオフに売りに行って呪いの拡散に協力するわよ。そこまで怖くはないものの(個人の感想です)、転落死って言ったくせに縊死に変更するとか、色々根性ババ色な呪いがあって、この呪い主性格最悪やなって思っちゃった。呪いのビデオを観て佐伯家に入ってゆうずどを読んだら、いったいどうなるのか。「先輩、お疲れっす」「あんたも頑張りや」「カココガココカカコォ…」。自分的には伽椰子さんが一番コワイ。 2025/07/01
やも
86
読むと呪われる本【ゆうずど】。捨てても捨てても目の前に戻ってくる本。中には黒い栞が挟まれており、読んでもないのに栞の位置が変わっていく。そして栞が最後のページに辿り着くと死ぬらしい。ゆうずどの噂はまことしやかに語られ、その出自も謎…だったはずが🫨😱結末気になって一気読み‼️なかなか凝っててサクッと楽しみました🤭2024/03/22
ドアラ竜の壁
82
呪いの本の話。章が変わるたびに黒い栞の絵がはさまれていて途中やめにするときは意識してそこから数ページ進めて本を閉じるようにした。「ゆうずど」の表現はモンスターぽかったのでさほど怖さを感じなかった。 2024/07/06
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