電通マンぼろぼろ日記

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¥1,430
  • 電子書籍

電通マンぼろぼろ日記

  • 著者名:福永耕太郎
  • 価格 ¥1,210(本体¥1,100)
  • 三五館シンシャ(2024/02発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784866809359

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内容説明

ベストセラー日記シリーズ最新刊!今回もすべて実話の生々しさ。

30年間にわたって広告代理店の最前線で汗をかいた著者による怒りと悲哀と笑いの記録。
ゴルフ・料亭・×××接待、クライアントは神さまです

~「今すぐに、俺が飲んでいる店に来い!」
大手電機メーカー・S社の宣伝部メディア担当である
田代部長からの電話だった。私はすぐにピンときた。翌朝の日経新聞に
掲載される予定のS社の広告割り付けの変更が彼の逆鱗に触れたのだ。
(第1章「知られざる電通の内幕」より)~

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シャコタンブルー

61
このシリーズはそこそこ読んでいるが企業名がタイトルに掲載されているのは珍しい。それだけ電通のブランド力があるということか・・高橋まつりさんの自殺の件も含めて、赤裸々に電通の暗部を語っている事は注目に値する。パワハラ・セクハラ当たり前、24時間働けますかのブラック企業だ。マスメディアとのズブズブ関係の酷さには呆れた。コネ入社の多さにも驚いた。コネ入社では無い作者の仕事に対する意欲や熱意が存分に伝わってきた。確かに給与は高いが社畜のようにも思えた。離婚届を出した奥様の気持ちがよく分かる。2024/03/31

空のかなた

26
ここまで電通の内情を世に出してもいいのだろうか!営業の上司に言われたのは「土下座ほど効率の良い手法はない」、居たたまれないシーンだけど、怒っているクライアントは溜飲が下がるはず。社内を見渡すと、コネ入社が圧倒的に多い。麻薬、横領、重婚、不倫…世の中の常識とはステージが違いすぎる人材のるつぼ。あとジャニーズ事務所ならではのルールが凄い。多忙なアイドルのせいか、拘束時間は非常に短く、企画案・表現共にクライアントがOKしてもジャニーズ事務所がNOなら没という力関係。特にIマネージャーの表情、言葉に背筋が凍る。2024/03/08

やじかな

15
電通と仕事をしている身としては、「そういう時代、確かにあったんだろうな」と思わされることが多々書いてあった。そういう人は、確かにいたと先輩たちから聞いている。 今の電通、電通マンからすると、ありえないと思えることも、かつては普通だった時があった。反面教師じゃないけど、こうした時代を経て変わってきたものがあるのだから、まぁそれはそれで・・・って感じなのでしょうか。 正直、読んでも「そうですか。。。。」という感想しか出てこなかった。2024/04/10

roatsu

15
バブル期に電通に新卒入社した著者の面白く貴重な勤務時代の追憶。何がボロボロ?狂騒と言える激務だけど電通ならではのでかい仕事して充実してるじゃんと読み進めたら後半で嗚呼…と辛い展開に。日本全体に謎の勢いがあった絶後のおめでたい時代への鎮魂歌でもある。電通を始めあの頃の日本人の働き方の滅茶苦茶さには驚くけれど、皆今よりずっと実感を伴って稼げて幸せだったのだから言葉も無い。給与も高く経費も使い放題、とにかく結果第一でそのために頭を使い何でもありで挑む、となんていい会社、いい時代だろうか(笑)。電通内外の人々とそ2024/03/30

ほかほか

11
電通って有名だけど私には無縁のよくわからないお仕事だったから、なるほどこんな業界だったのかと驚きの面白さ。桁違いの大金が動く業界で24時間戦っていた企業戦士の敵とは何だったのか?溢れ出る交際費やボーナス、コネだらけの人事、数百万円の残業代…酒と女とパワハラ上司。バブルを知らない今の普通の生活をする人にとってはかけ離れた世界。漫画とか映画の話みたいだった。2024/04/22

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