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内容説明
台湾有事の焦点は、アメリカ大統領選挙にある。「第2次トランプ政権」が中国に対して強硬になっても緊張緩和に向かっても、台湾をめぐる現状は崩れ、日本は厳しい情勢に追い込まれる。2024年の「選挙イヤー」は、国際秩序を激変させるだろう。中でも第二次世界大戦後、80年近くにわたり奇跡的に平和を享受してきた日本が、最大の被害国になりかねない。その最大の引き金が、台湾有事なのだ。一切の楽観を排し、軍事マニアの戦争ゲームとも一線を画した、徹頭徹尾「習近平の目線」による驚異のシミュレーション。 〈目次より〉序章 台湾有事はもう始まっている――最重要ターゲットは日本 第1章 「台湾統一」は習近平の「宿命」――衝撃の有事シナリオ 第2章 中国はどのように台湾併合を目論んでいるのか――習近平の“戦略ブレーン”が考える「新型統一戦争」をシミュレーション 第3章 先鋭化する米中対立――東アジアの“火薬庫”はいつ爆発してもおかしくない 第4章 台湾有事で巻き込まれる日本――次々と浮かび上がる日本の課題 第5章 習近平の「情報戦」に立ち向かえ――周回遅れの日本
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Daisuke Oyamada
31
第二次世界大戦後、80年近くにわたり奇跡的に平和を享受してきた日本。台湾有事が起きればどんなことが起こるのか。最大の被害国になりかねないと著者は説いています。 現在ウクライナで起きていることは、習近平にとって台湾有事のシュミレーションが出来ていると書かれている本が多いです。本書を読んでますますそのことは確信となってしまった印象です。 習近平が台湾有事の先に目論んでいるのは、最重要・・・ https://190dai.com/2024/05/05/台湾有事と日本の危機-習近平の「新型統一戦争」/2024/05/05
はやたろう
16
とても怖い話。台湾有事の重大さを認識した。現時点でまだ動きは進んでないけど、いつこのシミュレーションが現実になってもおかしくないと感じた。日本政府が現実視して、少しでも対処してもらうことを願いたい。2025/03/27
入道雲
7
とっても危機的状況だなと。果たして、夢から覚めた時、あるいは夢が終わった時には周りはどうなっているのだろうか?2025/04/29
Sumiyuki
7
2025年の臨検から始まる台湾封鎖のシミュレーション。著者は2020年の時点で、2024年台湾有事説を唱えた。ただ、今回は2025年海上封鎖説に宗旨を変えている。著者がジャーナリストとして、数々の実績のある人だとは理解しているが、その変節に違和感がある。おそらく2025年にトランプ大統領になっても、海上封鎖が起きなければ、新しい説を唱えだすと予想。台湾有事に備えなければならないとの主張には同意だが、自意識の強い著者が台湾有事を飯のタネにしている感がぬぐえず、残念。2024/02/25
バルジ
6
朝日新聞記者時代から国際関係の記事に定評のあった著者の台湾有事をテーマとした一冊。正直日本側の犯罪的とも思える能天気な法制度や事態認識にもはや諦めに近い感情を抱く。中国側の荒々しくも洗練されつつある情報戦、実力としても米軍に迫る勢いの人民解放軍。。習近平はその来歴から台湾に強い関心を抱く。その彼が党則を変えてまで成した任期延長を成果0ではその生命は生物学的に絶たれる。そう考えると台湾有事が「起きない」というのは楽観が過ぎるであろう。台湾有事は起きないではなく「いつ」起こるかである。2024/03/18
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