内容説明
古代史を知る手がかりは、少ない文献と考古学的な出土品をもとにイマジネーションに頼るしかない。騎馬民族、卑弥呼から蝦夷征伐まで……。奔放なる想像力の翼にのって、いま古代に死んでいったロマンが甦る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
inaryoXD11
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1983年だから、もう42年も前の古代史本。こちらでいただいたコインで購入しました。昔から豊田氏の古代史SFが好きだったので、とくに最後の2篇、崇峻天皇暗殺についての推理と蝦夷征討の物語は、エンタメ小説を読むようで楽しめた。氏の感じた思いも書かれているのがまたよい。おそらく、ここで書かれている古代史としての内容は、その後の考古学と文献の研究により、かなり古くさいものになってしまっているかもしれないが、現地調査や様々な経験をもとに書かれていて、等身大の古代史というか、とてもよく理解できる。まだまだ読みたい。2025/08/24




