朝日新書<br> ルポ 出稼ぎ日本人風俗嬢

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朝日新書
ルポ 出稼ぎ日本人風俗嬢

  • 著者名:松岡かすみ【著者】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 朝日新聞出版(2024/02発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784022952578

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内容説明

性風俗業で海外に出稼ぎに行く日本女性が増えている。旅行者が入国拒否されるケースも続出するほど。本書は出稼ぎ女性たちの暮らしや仕事内容を徹底取材。なぜリスクを冒して海外で身体を売るのか。貧しくなったこの国で生きていくとはどういうことか。比類なきルポ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

114
歌舞伎町で路上売春をする女が底辺の負け組なら、こちらは外国で高級娼婦として出稼ぎする道を選んだ勝ち組の話。昔の「からゆきさん」は身売りされた遊女だったが、令和のそれは稼ぐために進んで海外へ出ていくタフさと信念を持つ強い女だ。甘言を弄するエージェントに任せず積極的に外国人客を取り、語学を学ぶなど自らを高める努力も怠らない。性別や職業の違いなく、幸運の女神は自分の行く道は自分で決める者に微笑むのだから。川上未映子や金原ひとみなら絶対ヒロインにしないタイプだが、惨めさや愚かさが微塵もない姿は清々しささえ感じる。2024/03/30

kenitirokikuti

9
著者は2015年から2021年まで週刊朝日記者。22年末に同誌編集長から、日本人風俗嬢が海外に出稼ぎする動きについて取材&記事を言われる(同誌23年1月に掲載)。23年9月、30代日本人女性がハワイで入国拒否に。売春目的と疑われ27時間拘束された後に強制帰国。24年2月、取材追加を経て本書に▲かつては(海外)旅行して買春する日本人男性を非難する声が高かったが、風俗労働をカジュアル視する日本人女性が増え、日本社会がオンナコドモに甘いことに無自覚な女が海外で日本と同じノリでウリをやる。2024/02/20

黒頭巾ちゃん

5
今の格差社会の日本の現状も踏まえた良書▼日本人は海外での評価は高く、単価が高い▼海外男性の方がマナーがいい▼海外売春ではSNSを使って、個人ブランディングが必須▼騙されたり、逮捕などのリスクがある▼稼げない日本の貧しさが問題▼セックスワーカーをマモル法律がないことも問題▼風俗の方が福祉より、子供のいる女性のために 託児所とか充実している2024/03/21

たんじろ

2
日本で稼げなくて海外に出稼ぎに行く女性たち。「なぜ彼女らは海外に行くのか」には、日本が抱える大きな問題と無関係ではないだろう。その大きな問題とは何か?について考えさせられた。2024/04/06

しゃんしゃん

1
海外でバイトした方が日本でサラリーマンやるより稼げるというのは確かにテレビで見たことあったから知っていたが、この世界もだとは思わなかった。本書に書かれてるのは比較的成功した人のみであるため、失敗した人の話も聞いてみたい。 日本は稼ぎに来る国から稼ぎに行く国にすでになってしまったということを改めて実感2024/03/20

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