内容説明
製品開発の上流におけるモノづくり手順や分析手法を、システムズエンジニアリングのプロセスに沿って正しく適用できるように紹介。後工程にあわせて必要な設計情報を引き渡すことで開発の手戻りが低減され、日程順守率が高まる。またビジネス要求とユーザー要求の双方を、適切な時機を考慮して開発することで高付加価値と低コストを両立する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Haruki
5
複雑な製品システム開発にV字モデルの開発プロセス+SysMLプロトコルで要求機能→プロダクト要素に落とし込む手法について抽象的なISO15288を、産業用プリンタを例に、実践形式で各プロセスのI/Oとフローを細かく記述し、具体的な作業、つまづきポイント、成果物(システム/プロダクトの要求仕様書、機能構造図、アクティビティ図、設計仕様書、インターフェース仕様書、ワークフロー図)を俯瞰する。機能に対する物理境界の分析、本手法によるフロントローディングの焦りと恐怖(過去手法の誘惑)等、実務で遭遇する参考点あり。2024/05/03
けんじー
0
素人にも分かりやすく、順を追って、丁寧に説明している。良書。2025/03/13