内容説明
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僕はよく、ものをもらう。モンゴルの絨毯、鹿の角、大家さんの柚子、あの人の言葉……。もらったものは買ったものより捨てにくいし、何かをもらうと何かをお返ししたくなる。なぜだろう? もう会えない誰かや目に見えない何かとも、“プレゼント”でつながれる――。『ぼくのお父さん』『マンガ ぼけ日和』の矢部太郎が贈る、新作コミック。 ※このコンテンツは固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夢追人009
297
お笑い芸人・矢部太郎さんのほのぼの漫画エッセイ集を初めて読みました。素朴なお人柄が滲み出ていて、とても良かったです。舞台のお芝居で失敗しても周囲の人が気遣ってくれて小道具のピストルを忘れてきて大勢の中で一人だけ手の指でピストルを構えると計算していない笑いで観客に受ける姿に矢部さんの人徳を感じますね。モンゴルの家族を東京の自宅に招くと寒いのにエアコンを16℃に下げてしまったり料理に砂糖を使わず塩を入れる習慣だったりと面白いですね。プレゼントを多くされる人柄を誇りに思うべきでしょうね。#NetGalleyJP2024/04/13
レモングラス
110
大家さんも出てくるし、なんかもう素敵すぎました。矢部太郎さんの優しさが身体にも心にも沁み渡ってくる感じです。よく笑いました。思わず吹き出しました。夫も同じところで笑っていました。自分自身の今までの人生を振り返り、感謝でいっぱいになります。涙します。書きたいこと沢山ですが書かずにおきます。是非是非読んでみてください。板尾さんもよかったなー。読了後、あらためてページをめくる感じです。2024/08/27
ma-bo
100
「大家さんと僕」「ぼくのお父さん」に続いて矢部太郎さんは3冊目。新作のコミックエッセイ。もう会えない誰かや目に見えない何かとも、“プレゼント”でつながれる――。プレゼントはモノだけじゃない、もらった言葉も思い出も、「全部自分の中にある」。「あげる」と「もらう」の1対1ではないのだ。気持ちや思い出と結びついているからこそ、今は会えない誰かとつながることができる。2024/10/08
mike
90
矢部さんの漫画初読み。「人から貰ったものはその瞬間にお金では買えないものになる気がする✨贈った人の顔が見えるので捨てにくい。」という彼の優しい人柄が滲み出ている。よく物を貰うという矢部さん。あげたくなるよ、だって大切にしてくれそうだもん😀大河ではお人好しの乙丸を演じて(?いや、あれはまんま彼の素の姿ではないか?🤔)いるが、益々今後応援したくなる。ホッコリ漫画のラストに持って来た強烈なエピソード💣心優しい彼は、どんな思いでパフォーマンスしたんだろな…2024/07/02
J D
85
読み友さんのオススメから。読めて良かった。最初は、タイトルの意味を深く考えずに読んでいたんだけど、読み進めるとタイトルの持つ力が染みて来る。確かにプレゼントで貰った本や物は捨てられないし、大切にしてる。あげるときもその人が気に入るかなと考えてあげてる。みんなそうなのかも知れないけど、それをこんなふうに優しく書ける矢部さんは素敵だなと思った。大家さんも出てきてなんか良かった。2024/09/16