現実主義の 避戦論 - 戦争を回避する外交の力

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現実主義の 避戦論 - 戦争を回避する外交の力

  • 著者名:薮中三十二
  • 価格 ¥1,500(本体¥1,364)
  • PHP研究所(2024/02発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569856582

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内容説明

2027年度から、防衛費をGDPの2%に引き上げることが決定した。これまで年間5.5兆円規模であったものが11兆円を超え、世界第3位の水準となる。一方で、日本の債務残高はGDP比260%という天文学的な数字となっている。防衛費倍増は本当に「しかたない」ことなのか。外交努力によって戦争を回避することはできないのか。「たとえば、外交交渉によりロシアのウクライナ侵攻を止められた可能性もあったのでは」と、米国や中国、北朝鮮と外交交渉を積み重ねてきた著者はいう。現代史における外交努力の歴史と、現場での豊富な経験に基づいて語る、現実主義の平和外交論! ■軍事費の推移――1944年は国家財政の85.3% ■避戦のための外交努力――キューバ危機、インド・パキスタン核戦争回避、イラン核合意 ■外交でウクライナ侵略を止める手立てはあった ■2019年、北朝鮮核問題解決の可能性があった

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くものすけ

6
防衛予算27年度からGDP比2%とへ倍増というのも唐突な決定、急遽アメリカから言われて応じたものでは…薮中氏のいわれるようにまず防衛強化に無いが必要かを議論し、その為に必要な武装・弾薬を準備する為の予算はいくら、いつまでにという議論がまったく欠けているというのは正しい。ロシア・ウクライナ侵攻もアメリカの外交手腕で避けられた可能性があると記載があった。もしかするとアメリカはウクライナ・ロシアの戦争勃発を望んでいたのか???戦争で儲かるのは米国軍需産業!相変わらず恐ろしい世の中2024/09/08

ceskepivo

2
「狂気が支配する世界にあって、日本はあくまでも冷徹に国際情勢を見極め、研ぎ澄まされた眼で判断し、国益を増進しなければならない。そのための外交は、好き嫌いで判断するのではなく、客観的状況判断に基づき推進刷る必要がある」ことには同意。問題は、そういう外交ができる人材を育てることか。2024/03/17

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