新潮選書<br> 決断の太平洋戦史―「指揮統帥文化」からみた軍人たち―(新潮選書)

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新潮選書
決断の太平洋戦史―「指揮統帥文化」からみた軍人たち―(新潮選書)

  • 著者名:大木毅【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 新潮社(2024/03発売)
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  • ISBN:9784106039072

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内容説明

参戦各国の指揮官や参謀たちは、いかなるエリート教育を受けたのか。どの国も腐心したリーダーシップ醸成の方策とは何なのか――。「指揮統帥文化」という新たな視座から、日米英12人の個性豊かな人物像と戦歴を再検証。組織と個人のせめぎ合いの果てに現れる勝利と敗北の定理を探り、従来の軍人論に革新を迫る野心的列伝。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

58
表題にはやや疑問が残るが、どちらかというとシェンノートやウィンゲート、日本では酒井鎬次といった、ある種異色な軍人まで取り上げた小評伝集。パーシヴァルと山下泰文の両者が取り上げられていたり、ガダルカナル絡みの第一次ソロモン海戦にかかわる三上軍一、神重徳、ヴァンデクリフト(海兵隊でガダルカナル守備隊指揮官)を並べているなど、つながりも配慮されているようだ。著者は小説もものしていただけあって文章が読みやすく、一方できちんと調べて、分からないことはそのように書くので信頼も置ける。さらなる続編を期待する。2024/04/07

ジュンジュン

11
「指揮官たちの第二次大戦」の続編だが、コンセプトは微妙に違う気がする。将軍たちの戦歴を追いながら、そのバックボーンとなった各国の”コマンドカルチャー”(指揮統帥文化)の分析を試みる。つまり、軍も官僚組織の一つと考え、その組織の論理を考察する。が、終章で「一試論」としている通り、深まってはいないので、列伝なのか?組織論なのか?やや中途半端な読後感となった。2024/04/21

てら

3
「なんとなくのイメージ」「通説」がいつまでも残っている太平洋戦争に関わった軍人たちを語る一冊。コラムの延長といった体裁だが、この著者らしく公正で冷静な観点からの記述が光る。「横紙破りの風雲児に見える辻正信なども、昭和の帝国陸軍の本質的な欠点の表れとして出てきた1人である」という指摘が重い。2024/04/03

YS-56

2
計画なり計算が齟齬を来した時にどうすべきか。学ぶ環境がいかに重要なのかよく分かりますね。2024/03/31

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