内容説明
獣医資格があるばっかりに、一切異動ナシ。限りなく豊かでユニークな人生を歩んだ東大の名物研究者が生物の楽園を愛情たっぷりにご案内。2万年前のハブは今の2倍の大きさ? 30年生きた例も? クロウサギの素顔とは? 世界自然遺産を軽妙に味わい尽くす面白蘊蓄エッセイ。【推薦 山極壽一&解説 養老孟司】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
74
奄美大島でハブの研究をしている著者の活動記録。以前どこかの動物園で見たハブは機嫌が悪かったのか怖い顔をしていた。奄美のハブの被害は昔よりは減ったものの今でも噛まれる被害は絶えないという。ハブは牙が長いので噛んだときの毒量が多いため適切な処置が大事になってくる。ハブはどこにでも入り込んだり、木の上から落ちてきたり、蛇嫌いにとってはとんでもない場所だろう。私は小さい蛇を1年間くらい飼ったけど無毒の蛇でもけっこう噛まれるといたい。蛇マニアのかたはご一読ください。図書館本2024/04/14
fwhd8325
55
奄美と言えばハブ。ハブと言えば寅さん。テレビシリーズだった「男はつらいよ」の寅さんは、最終回に奄美でハブに咬まれて死んでしまいます。だから、ハブは怖いものだと思っていますが、いまだに出会ったことはありません。ただ、デパートの催事で「ハブ酒」を買っています。今なら、寅さんも死ぬことはなかったんだろうなとぼんやり思いました。そして、強いもの同士の対決に使う「ハブとマングース」の話も面白いです。2024/05/26
NADIA
35
ハブ。出会ってしまったら、クマよりはマシだがかなり怖いよね。だが、ハブはもっと怖がっているらしいよ。なるべく刺激せずにいないものとして、さりげなく通り過ぎればいいとのこと。実際、現地では知らないうちに跨いでいることもあるらしい。万が一嚙まれてしまった場合は、毒を口で吸い出すのがかなり有効。そして、間違えて毒を飲み込んでしまってもあまり問題なしと書かれている。奄美に行くなら頭に入れておこう。にしても、鳥類学者の川上先生に負けず劣らず、文章が面白かった。ハブには特別な興味はなかったが、引き込まれたよ。2026/01/20
ようはん
24
40年もの間に奄美でハブを研究してきた著者によるハブの詳しい生態と奄美の自然環境についてのエピソードが充実。ハブ対策に奄美に持ち込まれたマングースは失敗に終わったが、マングースは滅多にどころか全くといって良いほどハブを捕食する事は無くハブ対マングースのショーも訓練したマングースによる賜物であった。アマミノクロウサギ等の在来種には良い迷惑であるが、他にも車による被害が多い数が回復した事による食害もありと問題は山積みである。ハブ以外だと著者が奄美独自の選挙騒動に巻き込まれた話も面白かった。2025/08/06
ちゃま坊
14
ハブは怖い。毒がある。寄生虫もいる。見た目も良くない。極力関わりたくない。が関わってしまった獣医師がいる。同業者がハブに咬まれているのに、著者が咬まれたことがないという。血清があっても、咬まれたらひどい目にあうことはよくわかった。無事に退官できてホッとしただろう。ところでマングースが絶滅宣言できたのに、ハブの脅威はなくなっていない。生態系保護でノネコ捕獲などをやっているが、ハブの捕獲を優先でお願いしたい。 2025/04/07
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