講談社文庫<br> 我が産声を聞きに

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講談社文庫
我が産声を聞きに

  • 著者名:白石一文【著】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • 講談社(2024/02発売)
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  • ISBN:9784065347591

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内容説明

コロナ禍、夫の良治に乞われ、病院に同行した名香子。肺がんの診断を受けた良治は、今日からは好きな人と暮らし治療をすると告げて家を出てしまう。人生をやり直すという一方的な言い分に、二十数年の夫婦生活を思い呆然とする名香子。自らの命と真に向き合ったとき、人は何を選ぶのか。直木賞作家渾身の作。

”もう一度”
人生をやり直したかったのは、
あなただったのか、それとも――。

自分のものなのに、こんなにも自分の力でどうにもならない人生を、
生まれてしまったという理由だけで、私たちは生きている。
角田光代(文庫収録書評より)

生まれ、生き、そして死ぬ。
それって一体何だ?


 【目次】
  0 兆し
  1 影
  2 告知
  3 悪い冗談
  4 苦い思い出
  5 家出の原因
  6 ミーコ
  7 夫の恋人
  8 失敗
  9 帰郷
 10 高級な終わり方
 11 再会
 12 枯向日葵
 13 もう一度
 14 産声

   人生は作り上げられるのか 角田光代(「小説現代」2021年4月号掲載書評)
   解説 國兼秀二

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

dolce vita

19
なんというか、ここまであっさりさっぱり描かれた男性はおそらく初めてで、びっくり。#NetGalleyJP2024/01/22

ふみえ

6
はぁ?で始まり、終わる。結婚って何なんだろう。相手に特段不満がなければ生活し続けるべきか?それとも自分の生き方を追求するべきか?いい年をして青臭いことを考えた。2024/03/16

かずぺん

3
面白い人生を、様々な視点で、表現していると感じる。いつもの白石さんの、思考を深く導き出す流れが、なかなか感じられなかった。2024/04/24

ぼび

1
5/52024/03/21

星辺気楽

1
まあ、いろいろあるけど展開が急。2024/03/09

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