内容説明
40代。溢れ出る汗、乱れる呼吸、得体のしれない苛立ち……。心身の異変を飼い慣らしながら、それでも女を生きていく。いくつになろうが女たるもの、問題色々煩悩色々。綺麗な50代をなぜ目指さないといけないのか、死ぬまでにあと何回「する」のか、グレイヘアを受け入れられるか。更年期真っ盛りの著者が怒りと笑いに満ちた日々を綴る「女の本音」エッセイ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
りゅう☆
63
50歳を迎える時のエッセイ。2023年のあとがきでまだ閉経してないって。「もう来なくていいよ!めんどくさいから!とは思ってるがしぶとい」という心の声は閉経前の女性誰もが共感するね。性への興味が人一倍強い、だからこそあの官能小説が生み出されるわけで。でも官能小説家と呼ばれることに拒絶。それだけを書いてるわけではないもの。ホラーやミステリー、官能がなくても花房さんの小説は面白い。「自虐だらけでうんざりする」というネットの感想で、花房さん自身読み返してうんざりしたってww。なんて正直な人なの。花房さん好きだな~2025/12/16
チョコ
50
光る君へ関連かと思うような表紙につられたジャケ買い。初読みの作家さんでしたが、同い年という事もあり、共感出来る事もありました。ものすごく自虐的ですが、検索したらおキレイな方で、きっと美意識の高い方なのかな。いくつになっても魅力的な人はいるし、若くても残念な人もいる、その人次第ですね。歳を重ねると、大概のことには動じなくなっていて、生きやすいかも。2024/11/02
こばまり
39
ハードボイルドな作風と堂々たる著者近影から揺るぎない自信家かと思いきや、むしろ全く逆のタイプで驚いた。勝手に描いていたミステリアスなイメージも本エッセイで脆くも崩れ去り、親近感が湧いて今後作品を読む楽しみが増えた。2024/07/31
Tomomi Yazaki
18
初潮、出産、そして閉経。女性としての第三段階を迎えつつある著者、実は女流官能小説作家でもある。とうとうと言うか、やっとと言うか、寂しいと言うか。小学校高学年からのつき合いが一つなくなる。PMSからの開放でもあり、終活にも似た気持ち、でその準備も進む。そんな中で出す本書。夫とのセックスレスにレズ体験、はたまた性器に対する男の勘違い等々。淫靡とも思える内容を、あけすけにバンバン書く。でも読み手としては意外と気持ちよく読め、共感するところも多々あり、読んで良かったと思える本でした。2024/03/18
桜もち 太郎
16
48から50歳の閉経間近の作者の自己嫌悪一杯の随筆。「人はある年齢になると、自分の過去の欠乏を埋めるために生きようとする」セックスで傷ついたものはセックスでしか欠乏を埋めることができないって、なかなか奥が深いと思う。自分だってそうだ。20代の欠乏を今埋めながら生きているようなものだ。前半はあけすけに、女性の性が書かれているが、男女の区別なく読めるし、男も知らなければならないこと、気をつけるべきことが盛り沢山。後半は死についての話が多かった。「若い頃に戻りたくはないけれど、老いはしんどい、つらい」確かにね。2024/04/21




