内容説明
ベルリンから帰国して一年。海外旅行も行けなくなって、友人にも気軽に会えない。でも、そんな時こそ日々の暮らしを満喫。毎朝愛犬のゆりねとお散歩をして、家では梅干しを漬けたり、石 を作ったり。土鍋の修復も兼ねてお粥を炊いて、床を重曹で磨く。読書とヨガで息抜きをしたら、夕方には銭湯へ。今日という一日を丁寧に楽しく生きるのだ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シナモン
108
コロナ禍の小川糸さんのお家時間を綴ったエッセイ。ちょうど東京オリンピックが開催されるころで、政治家さんへの思いが記された部分もちらほら。優しくほんわかなイメージだったけど、力強い方なのだなという印象を持ちました。📝機嫌よくしているっていうのは、自分にとっても相手にとっても大事だな。2024/02/25
のぶ
92
小川糸さんの一連の日記エッセイの最新作。今回は東京オリンピックの行われた2021年一年間の生活が綴られている。当時はコロナ真っ盛りで、その影響かベルリンでの描写はなく、すべて国内の話題で占められている。相変わらず充実した毎日を過ごしているなと思いながら、本作では特別感心するような発見はなかった。面白かったのだが、このシリーズにやや飽きてきているのかもしれない。そうは言っても人の生活を日記で垣間見られるのは楽しく、次の年の本が刊行されればまた読むであろう。2024/03/15
kyokyokyo3201
54
コロナ禍での生活を綴ったエッセイ。突然当たり前の日常を奪われたあの頃。鬱々とした日々を過ごしていたけれど、その中で小川さんは梅干しに石鹸に味噌と手作りに挑んだり。ご自分の中に確固たる芯がぶれずにあるのが伝わってくる一冊だった。2024/07/07
陽子
38
著者エッセイ初読み。料理や旅行等、日常感のある内容で、山菜や銭湯が好きな小川さんに親近感を感じた。本書執筆時は、コロナ・オリンピック開催の真っ盛りの時期。ついこの間の事だが、完全マスク生活等の辛かった時世を思い出した。選挙(衆議院)に関わり、投票に対する思いや、政治家へのさり気ない辛口感がなかなか痛快だった。八ヶ岳の仕事用の山小屋、素敵そうで見たくなった。表題の「なんちゃってホットサンド」を、本の通りに実際に作ってみたら美味しかった。2025/07/09
ぽろん
34
日々の暮らしのエッセイ。なんか丁寧な暮らしされてるなあ。仕事辞めて家に居るようになっても、私には出来そうもないけれど、、、、。2025/03/20
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