内容説明
ベルリンから帰国して一年。海外旅行も行けなくなって、友人にも気軽に会えない。でも、そんな時こそ日々の暮らしを満喫。毎朝愛犬のゆりねとお散歩をして、家では梅干しを漬けたり、石 を作ったり。土鍋の修復も兼ねてお粥を炊いて、床を重曹で磨く。読書とヨガで息抜きをしたら、夕方には銭湯へ。今日という一日を丁寧に楽しく生きるのだ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シナモン
102
コロナ禍の小川糸さんのお家時間を綴ったエッセイ。ちょうど東京オリンピックが開催されるころで、政治家さんへの思いが記された部分もちらほら。優しくほんわかなイメージだったけど、力強い方なのだなという印象を持ちました。📝機嫌よくしているっていうのは、自分にとっても相手にとっても大事だな。2024/02/25
のぶ
74
小川糸さんの一連の日記エッセイの最新作。今回は東京オリンピックの行われた2021年一年間の生活が綴られている。当時はコロナ真っ盛りで、その影響かベルリンでの描写はなく、すべて国内の話題で占められている。相変わらず充実した毎日を過ごしているなと思いながら、本作では特別感心するような発見はなかった。面白かったのだが、このシリーズにやや飽きてきているのかもしれない。そうは言っても人の生活を日記で垣間見られるのは楽しく、次の年の本が刊行されればまた読むであろう。2024/03/15
うずら
14
なんちゃってのワードにイラッとしつつも、季節感のある暮らしぶりにほんわかする。が、、選挙の話が出てくるのは如何なものか…これ必要?2024/03/15
geki
9
小川糸さんの充実の1年間。季節を愛で、朝は愛犬の散歩、ヨガをしたり、味噌や石鹸を手作りしたり、夕方には銭湯に行く。ビールも大好きだ。コロナ禍にあっても、柔軟な精神が、身体を支える。淡々と、実に、淡々と。2024/04/15
おさと
7
小川糸さんと一緒に暮らすと美味しいものが食べられそうだなぁ…なんて。不精な私は丁寧な料理、めんどうだと思ってしまうので。しかし、ハスキー犬のけんほんと??許すまじ!2024/04/06