内容説明
2003年に家族3人を殺害された著者が、苦しみの淵からどのように抜け出せたのか。その道のりを振り返り、著者を手助けした様々なスキルやノウハウを紹介する。事件の被害者だけでなく、自分の力ではどうしようもない、様々なハンデや不運を背負った人たちに読んでいただきたい一冊。
【目次抜粋】
序章 ある日突然、家族三人の命を奪われた
・事件の第一報は早朝のニュースだった
・ストーカーと化した男の非道な「決意」
・最高の教育者だった母の教え
第1章 ポジティブ思考への切り替え方
・すべては「平穏な日常」を取り戻すことから始まる
・負の連鎖を断ち切るために
・本当につらい人には、ただ寄り添うだけでいい
第2章 言葉が人生を形づくる
・言葉が持つ力を知る
・ベストな自分を見つけて褒める
第3章 新しい人生を切り開くスキル
・宇宙から自分を眺めている光景をイメージする
・頭の中の独り言をコントロールする
第4章 五感を満たして自律神経を整える
・大好きな人と美味しいものを食べる
・励ましてくれる音楽を聴く
第5章 目標を達成する「アウトカム・フレーム」
・最初の一歩を踏み出すための方法
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ただぞぅ
7
森羅万象には全て原因と意味がある。果たして同じ境遇になった時、「自分の使命」に気づき立ち直れるのか?妹と両親が殺害。犯人である妹の元交際相手も現場で自殺。悲しみと苦しみの縁に突き落とされた著者が立ち直るまでの方法が紹介されている。脳裏に浮かぶ犯人家族に対する復讐の念。だが旅立った家族が喜ぶはずもない。長男として家族を「無駄死に」させない生き方を模索する日々。そして怒りや憎しみに囚われず生きるには全てを受け入れ、「赦す」ことだと気付く。泣き寝入りや諦めることではない。変わらない過去に執着しないことだ。2024/03/05
れい
5
【図書館】被害者家族の立ち直り過程を記された貴重な本だと感じている。事件直後はマスコミに追い回され、数年経てば世間から忘れ去られる。そしてこんな重い話は出来ないと益々殻に閉じこもる。そこから鬱を発症し人生を狂わされる人はきっと多いはず。しかし、この方はどうにか平常の自分を取り戻し、犯人を赦すという段階まで進んでいる。置かれた立場によって立ち直り過程は様々だろう。私は幸いそのような思いはせずには来ているが、誰しもが被害者・被害者家族になることはあり得る。少しでも参考になる部分はあるのではと思いました。2024/05/17
funuu
4
義父、母、妹を殺されて犯人はその場で自殺。 出てきます週刊誌のレポートター 復活の話 2024/03/05
まりこ
0
所持本2024/08/26