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内容説明
柿産地の研究者が教える、柿の加工・保存調理百科。ノロウイルスなどの撃退に役立つ柿渋のスピード製法、料理のつまものに使える柿の紅葉の保存法や、渋抜きのやり方、干し柿、柿酢、柿ジャムの作り方まで解説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
美登利
71
柿の利用法がたくさん、本当に無駄なく様々な用途に使えるのよね。私は毎年形の良い柿は干し柿に。昨年は生の柿を使ったタルトを作り、柿についてネットで調べ柿酢を作ろうと発酵しやすいバケツを買いましたが届いたのが遅く作れませんでした。柿渋も作って染めに使いたい!。この本には研究者らしい、難しい化学的な用語も出てくるのでそこは読み飛ばし(笑)柿の葉寿司は青葉の時に作ったから、今年は紅葉した葉を処理して作ってみよう。葉をお茶にするには、時期が過ぎたので来年になりますね。葉にビタミンCが大量だとは。2016/08/27
よこたん
37
嗅いでみたらこれはと分かりやすい香り、口にして甘酸っぱさに満たされる果物が多い中、柿は「柿です」という匂いは相当控えめで、渋さは感じても、ただただ甘い。未熟でも酸っぱさを感じない不思議さ。鮮やかな色を放ちながら、どこか地味な印象。子どもの頃は、近所のあちこちに木があって、下校時に勝手にもいで食べるものだった。柿の渋抜き、干し柿作り(たまに作るので参考になった)、柿の葉、柿渋の効用、柿渋染めなど、古来から工夫を重ね活用されてきた「生活の木」であることを実感した。紅葉した葉で包まれた柿の葉寿司が食べたい。 2017/02/11
fwhd8325
22
柿は凄いと思っていたけれど、本当に凄いんだとあらためて感じます。果物としてだけでなく、葉はお茶に、渋はウィルス予防だけでなく染め物になります。この柿渋染めは、落ち着いた品の良さを感じさせます。さらにこの渋は、歯磨きとして、おじさんたちの加齢臭予防の強い味方でもあります。図書館で借りてきたけれど、手元に置いておきたい1冊です。2016/09/09
tom
18
柿は好きでもなかったのに、ひょんなことから柿を研究することになってしまったのが著者。柿は酒毒に効くというけれど、この本を読んで始めてその理由を知る。柿に含まれるタンニンは巨大なポリフェノールなのだ。分子量13,800(お茶などは300~500)もある。このポリフェノールは、二日酔いの原因になるアセトアルデヒドに引っ付くと離れなくなる。だから二日酔いに効く。ついでにウイルスにも引っ付いて活動を抑え込む。それなら、柿を喰って、コロナから身を守ろうかと思ったのでした。2021/07/28
ochatomo
9
農文協 柿の加工が難しいのは、特徴的な香りに乏しいことと柿タンニンが加熱によって溶け出すことだそう 2016刊 2021/02/02




