僕らは戦争を知らない 世界中の不条理をなくすためにキミができること

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僕らは戦争を知らない 世界中の不条理をなくすためにキミができること

  • 著者名:小泉悠
  • 価格 ¥5,940(本体¥5,400)
  • 学研(2024/03発売)
  • ポイント 54pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784055014151

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内容説明

■戦争が身近になった今、すべての人に読んでほしい一冊

ロシアによるウクライナ侵攻、北朝鮮の核・ミサイル開発、中国の軍事活動の活発化――日本を取り巻く環境は厳しくなっています。現代の子どもたちにとって戦争とは、当事者として直面する課題に他なりません。そこで本書では、ウクライナ戦争を例にとり、なぜ戦争が起こるのか、戦争を起こした国は憎まれ続けるべきかなどのテーマを、やさしい言葉と図解を用いて解説します。

■本書の3大特色

・ウクライナ避難民への取材をもとにした漫画
各章の冒頭と巻末に、計40ページの漫画が入っています。ウクライナ避難民の女子中学生と、日本の男子中学生の交流を描いた物語です。主人公の悩みや葛藤に共感し、戦争を自分ごととして考えるきっかけになります。

・なぜロシアはウクライナに攻め込んだのか? わかりやすく解説
ロシアの軍事研究を専門とする小泉悠さんを監修に迎え、ロシアがウクライナに侵攻した理由、ロシアとアメリカの関係、ロシア・ウクライナ両国民の声、長引く戦争の行方などをわかりやすく説明しています。

・豊富な図解とイラストで世界の戦争がわかる
「なぜ戦争は起こるの?」「話し合いで解決できないの?」など、戦争にまつわるギモンを豊富な図解とイラストを使って解説しています。ウクライナ戦争に加え、パレスチナ紛争や北朝鮮の核・ミサイル問題も取り上げています。

■監修者・小泉悠さんの言葉

爆弾が降ってきたり、たくさんの人が傷つき死んでいく様子を、毎日のように目にするようになりました。目を背けたくなるような現実にどんな視線を向けたらよいのか。そして、そんな現実をどう変えていくのか。この一冊が考えるきっかけになると思います。

■各章概要

・第1章 なぜ戦争は起こるの?~ロシアとウクライナを例に考える~
2022年2月24日、ロシアはウクライナへの軍事侵攻を開始しました。なぜこのようなことが起こってしまったのでしょうか。両国の歴史をさかのぼって説明します。

・第2章 戦争は遠い国の話じゃない
戦争は遠い国の出来事ではありません。日本も約80年前まで、たびたび戦争をしていました。太平洋戦争が起こった理由や、今も続く基地問題・領土問題を解説します。

・第3章 争いのない世界のために
日本に生きる私たちは、世界の戦争と決して無関係ではありません。世界平和のための政府・企業の取り組みや、私たち一人ひとりにできることを紹介します。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ

158
小さな争いはあったとしても戦争は過去のこと、そう思えた時期がほんの少し前まであったような気がする。あの大戦から長い年月が過ぎたと思っていたけど、ほんの一瞬のことだったのかもしれないと今思う。ウクライナの転校生がクラスにやってきたところから始まる本書は、今の若者が戦争から目をそらさず未来に向けて考えるように作られており、希望を抱くもの。どうしたらいいと思う。なぜ人と人は争いを繰り返すの。解決策の見えてこない現実。今年も8月を迎える。この時期は過去の悲惨な映像を観る機会が増える。改めて考える時間も必要である。2025/07/29

アルピニア

43
80回目の終戦の月に。副題「世界中の不条理をなくすためにキミができること」に惹かれて読んだ。ウクライナ侵攻を例にとり、戦争の原因、日本と戦争、争いのない世界を目指した活動について解説されている。中学生対象だが、様々な視点から記述されていて学ぶところが多かった。現実では外交だけでは戦争は無くならない(核抑止力や軍事力が戦争を防ぐことも事実)が「戦争は、人間が起こすものだからこそ、人間が止めることができる」と説き、一人一人が対話をあきらめない姿勢が平和の基礎になると述べている。印象に残ったのは、(つづく→)2025/08/11

のんたろう

7
ロシアのウクライナ侵攻を中心に、なぜ戦争が起こるのかを考える1章、戦争は遠い国の話ではないとして日本の過去や現状についての2章、戦争のない世界のためにできることを考える3章と、なかなかに骨太の1冊。あらゆることに目配りし、戦争について語るのはなかなかに難しいが、あいだに漫画を挟むなどして、読みやすくまとまっている。自分で調べられるよう参考サイトや、本も紹介され、まずは知ることが大切と言うスタンスもいい。2024/06/30

読生

6
今の子たちに身近であるだろう戦争は多分、ロシアとウクライナの戦争、イスラエルとパレスチナの戦争、そして過去の日本の戦争だろう。 この本ではその中でもロシアとウクライナ、そして日本の戦争に絞って詳しくまとめられてる。 全ページフルカラーでこの厚さ、なかなかのボリューム、それに見合った詳細さ。あの小泉さん監修だから。 巻末おすすめの本のラインナップもしっかりしてる、だけど、『戦艦武蔵のさいご』だけは手に入れるの大変じゃないかな…。 今も積み重なる悲劇、それは決して小さいものではないと思うよ。 2024/08/12

シトリン

5
若い読者向けに作られた戦争について知ってもらうことが目的の本。 辞典のような装丁でちょっと重たい(重量)けれど、ロシアとウクライナについてをマンガで表現しているのは、とても読みやすい。なぜ戦争は起こるのか、戦争は遠い国の話じゃない、争いのない世界のために、3部のテーマで、きれいな写真やイラスト、データでわかりやすく表現されている。大人にもおすすめ。 2024/08/06

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