集英社インターナショナル<br> 考えるとはどういうことか(集英社インターナショナル)

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集英社インターナショナル
考えるとはどういうことか(集英社インターナショナル)

  • 著者名:外山滋比古【著】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 集英社(2024/02発売)
  • 初夏を満喫!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン (~5/18)
  • ポイント 225pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784797672220

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内容説明

「知識と思考は反比例の関係にある」。経験を軽視し、自分の頭で考えることが苦手になった日本人が自由思考を手に入れるためには? 知ることと、ものを考えることは違う。知識を蓄えれば蓄えるほど、自由な発想でものを考えることが難しくなってしまう。過剰な情報が溢れる現代社会で、自由に考え、新しい価値を生み出すためにはどうしたら良いのか。著者が自らの思考の軌跡を開陳し、自由な思考法の数々を提案する。超ロングセラー『思考の整理学』の著者が提案する発想のヒント。

目次

第一章 平面思考から球面思考へ ~ところ変われば意味変わる
第二章 触媒思考 ~知識と経験の化合が新しい価値を生む
第三章 選択の判断力 ~人はなぜよく考えずに選択するのか?
第四章 曖昧の美学 ~日本語は「悪魔の言語」か?
第五章 民族論理学 ~言葉の数だけ論理がある
第六章 二次的創造 ~一次的創造より価値がある

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

105
最近外山さんが書かれているものを少しづつ読んでいます。すでに読んだことのある「思考の整理学」という本がかなり読まれているということですが、その内容と若干かぶるときがあります。ただ表題にもあるように「考える」ということで、最近の傾向(ツィッターやSNSなどをうのみにする傾向)を見直していくということなのではないでしょうか?小林秀雄ではないのですが「考え直すヒント」を与えてくれる気がしました。2023/12/17

ちさと

31
「過剰な知識を詰め込めば頭は困惑する」という、よく忘れよく考えることを提唱した「思考の整理学」を説く外山さん。でも、溢れるほど頭に知識を打ち込むのは無駄ではないというのが私の持論。経験値が増えるごとに、知識の中から必要なもの、無駄なものが分かってくるのではないでしょうか。膨大な知識を体系化して、要らない部分を削ぎ落とす。人の行動というのは経験を積み重ねるほどに洗練されていくし、知識より経験を、という部分は意見が合致しますが、削ぎ落とし作業に集中するのは50代くらいになって体力が落ちはじめてからでいいかな。2019/06/24

B.J.

19
<通読>読み飛ばさず、最後まで読みたい内容。あふれる情報の中で、時々立ち止まる必要がある。その手引き♪2014/07/02

ほじゅどー

17
★★★★知識と思考の間には反比例の関係が成り立つという仮説には少ーし疑問が残った。知識ゼロの時は思考もゼロでは?知識と思考の二次元でなく、知識、思考、経験の三次元の発想の方が良いのかも。ただ、日本人には謙虚で自虐的な所があると言うのは納得。また、英米人とのコミニュケーションでは話の前半に注意というのも。結論を最初に言う彼らは、一番大事な所だと思って聞いているから。。。日本語の曖昧さは島国故の以心伝心の環境が原因。だからと言って論理的でないということではない。2012/08/08

Kentaro

11
知識と自由な思考とは両立しにくい。それどころか、対立して互いを圧迫するのではないか、さらに、知識と思考との間には反比例の関係が成り立つかもしれない。若いとき独創的な仕事をした研究者が、年を経て、専門に関する知見が豊富になると、クリエイティヴでなくなっていくというのも、やはり、知識によって思考が圧迫されるためかもしれない。増えすぎた知識は捨てる。知識はゴミではないが、ありすぎて、あふれるようになればゴミと同然です。とにかく頭をすっきり、働き易いように知識過剰のおそれが出てくれば、忘却はポジティヴになります。2018/10/19

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