内容説明
目 次
はじめに――アメリカを覆う巨大な影
第一章 ホワイトハウスへの道
1 政治家像の基礎固め
2 大戦の試練
3 政界への第一歩
4 上院への挑戦
5 プリンス&プリンセス
6 負けるが勝ち
7 驀進ニュー・フロンティア
8 決戦の日
9 船出の準備は着々
10 輝くワシントン
第二章 多事多難な一千日
1 対決を乗り越えて
2 宇宙の冷戦
3 突如出現した壁
4 核破滅の瀬戸際
5 破綻した侵攻作戦
6 革命の嵐に苦慮
7 繁栄の鍵
8 平等社会実現のために
第三章 甘い追憶の日々
1 ダラスの悲劇
2 服喪の四日間
3 キャメロット誕生
4 謎また謎
5 巨悪VS.善神
6 松明は再び落ちた
7 王妃出国
8 王朝の黄昏
9 亡霊の影のもとで
おわりに――夢は果てしなく
あとがき
主要参考文献
ケネディ関連年表
事項索引
人名索引
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
パトラッシュ
114
昔アメリカで、ケネディ生存説を大真面目に取り上げた地方紙を見た。そんな話が好んで読まれるほど、ケネディ神話はアメリカ人に浸透している。理想主義の指導者とされた生前と悲劇の最期に絡む幾つもの謎で、いつまでも語られ続ける半神のごとき大統領は、もはやケネディ産業というべき様相だ。なぜそんな神話が生まれたのか、その虚像をはぎ取った真実の姿はどんなものかを徹底的に描き出す。日本人には理解し難いカトリックのアイルランド人という血の呪いと神話に加担せざるを得ない一族の苦しみこそが、現在進行形の悲劇なのだと痛烈に訴える。2023/12/01
ジュンジュン
15
ケネディは語った。伝記が魅力的なのは「そいつは、どんな人間かという一つの問に答を出そうと頑張るから」だと。著者はクリスマスツリーに例えた。派手な装飾にばかり目がいくが、それを支える立派なモミの木があって初めて、華麗な姿を誇ることができる。飾りをすべて取り除いた時、モミの木は初めて真の形を表わすと。本書は、当事者達が作り、私達が求めた”偉大な指導者像”を剥がしながら、その実像と神話誕生のプロセスを描く。2023/11/12
九曜紋
13
1963年11月22日(日本時間同23日)、日米間で初の衛星放送が行われた。流れて来たのはケネディ大統領暗殺という悲報だった。その20年後に私がそのテレビ伝送を担った会社に就職したのも何かの縁だろうか。JFKについては落合陽一氏のご尊父、落合信彦氏の著作で多くを知った。栄光ある米国を体現するカリスマとしてのJFK。私には彼の記憶はないが、その後のメディアでの扱いをみるとその存在感の大きさがわかる。尤もベトナム戦争への本格的な介入等、光だけでなく影の部分もある。死後60年、もっと彼のことを知りたいと思う。2023/11/22
スプリント
10
時がたつにつれてJFKはどんどん神話化されてアイコンとなっていくのだろうと感じた。 ただ本書は一族の影の部分にはそれほど踏み込んでいないようだ。JFKのすぐ下の妹については触れられていない。 2023/11/19
Ezo Takachin
9
アメリカ初のカトリック系大統領であり、若さとイメージ戦略により、新しいアメリカの象徴として国民も見ていたであろう。ニューフロンティア政策という夢を国民と一緒に見ていたのかもしれない。ただし、影のイメージ(体調面、女性問題、夫婦仲)の部分についてはあまり語られていなことが多いと思われる。ケネディが暗殺されていなければと語られることも多いが、それはケネディ暗殺後の混沌としたベトナム戦争や反戦学生運動などアメリカが抱えた課題が多かったから故なのかもしれない。2024/02/12
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