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内容説明
故郷を離れたウェルテルが出会い恋をしたのは、婚約者のいるロッテ。彼女と同じ時間を共有するなかで愛情とともに深まる絶望。自然への憧憬と社会への怒りのあいだで翻弄されもするウェルテルの繊細な心の行きつく先は……。世界文学史に燦然と輝く文豪ゲーテの出世作。身悶え不可避の不朽の名作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けぴ
47
有名な本書は未読でしたが、光文社の新訳シリーズは好きなので読んでみた。三角関係の末にウェルテルが自殺をはかるというストーリー。ウェルテル視点の日記で進行していくので、恋焦がれたロッテの心情がどのようなものかは読者に任されている。解説を読むと世に多く出回っているのは改訂版であるが本書は初版であるとのこと。改訂版より完成度は劣るがみずみずしい勢いは初版が勝るとのことです。機会があれば改訂版も読んでみたい。2025/04/16
D
41
新訳版で再読!おもしろかった。数年振りに読んだけど、彼がホメロスからオシアンの詩集に趣味を移すところは、避けがたい運命から悲劇へとつながるメタファーなのかと思った。2025/08/24
kazi
24
私には全然ピンとこなかった。初めて読んだけど、「この本は自分のために書かれた」とは全く思えませんな。それは社会だとか時代背景が変わったからなのか、私が歳をとりすぎたからなのか、私の生まれ持った性格に問題があるのか。勝手に自殺しといて〜、亡骸の始末はよろしくお願いします〜、通りすがりにでも墓参りはしてほしい〜、ってなんじゃそりゃ?随分と自分勝手なことばかり言ってくれるじゃないですか!長々と詩とか書いてくるけど、私にはロマンチズムにかぶれた、たわけの妄言としか思えん。2024/03/26
フリウリ
21
同じように「恋して狂気に陥る」としても、もしもフランス小説ならば、ウェルテルはロッテをさっさと「寝取る」と思うのですが、ウェルテルもロッテも悩みに悩んだすえ、疾風怒濤の結末に向かうのは、ドイツ小説の(ドイツ文化の?)特性かもしれません。恋愛に対する素朴さ、またこのような素朴さへの憧憬が、わりと最近まで日本の多くの青少年の胸のうちにもあったことは、たまには思い出したほうがよいとおもいました。冒頭からの自然の描写や陶酔はゲーテ節全開で、ゲーテが若い頃から成熟した書き手であったことを、まざまざと感じました。82024/04/05
ヨンデル
20
昔読んだ読んです、整理のため登録しています。2025/03/02
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