内容説明
四肢なき悲しい運命を克服し、日本のヘレン・ケラーと謳われた女史の感動の生涯と信仰の記録。女らしい抒情豊かな筆致で力強くつづる自伝文学の白眉。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
紅香
20
『私を軽蔑し、私を酷使した方々でさえもいまになって思えば、私という人間をつくりあげるために力を貸してくださった方々だとそう感じているのです』病気により幼少期に四肢を切断という過酷な身の上を抱えた中村久子さんのこの言葉に出会い、共感を強く覚えた。そしてこの言葉を発することに至った彼女についてもっと知りたくなった。泥の中の蓮のように生き抜いた女性。決して諦めることなく自分の道を見失うことなく進んだ方であった。そのご苦労にただただ手を合わせたくなる思いである。 2024/06/19
ホレイシア
5
本来が怠惰なたちで、頑張るのも嫌い、人が頑張った話もかったるいのだが、昔の手足の切断てどんな?という鬼畜の興味で読んだ。久坂部羊氏の「廃用身」でアンピューティマニアという言葉及び存在を知ったが、そうではないと思いたい、という密かな悩みだけが残り、複雑な気分。2009/05/05
ケロたん
2
YouTubeより。読むのが辛くなる。3歳で手足を失い、見せ物小屋でダルマ娘として生きていく…2020/05/16
affistar
2
幼い頃に手足を失い、一時は失明もした中村久子さんのお話です。生前に書かれた3冊の本などをもとにして編集されました。手足を失い、見世物小屋に立ち続けながら、結婚、出産、夫との死別などを乗り越えて生きてきたことが丁寧につづられています。手足がなくてもできることを一生懸命頑張り、しっかり生きてきたことが分かります。前を向いて生きていくことの大切さを学びました。2018/03/24
あき
2
はっとさせられることばかりらです。正直、読み辛かったですがとてもいい本だと思います。2014/10/14
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