幻冬舎新書<br> 新・幕末史 グローバル・ヒストリーで読み解く列強vs.日本

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幻冬舎新書
新・幕末史 グローバル・ヒストリーで読み解く列強vs.日本

  • 著者名:NHKスペシャル取材班【著】
  • 価格 ¥1,149(本体¥1,045)
  • 幻冬舎(2024/01発売)
  • 蝉しぐれそそぐ!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~8/3)
  • ポイント 250pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344987173

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内容説明

幕末の英雄と言えば、西郷隆盛、坂本龍馬、勝海舟ら。だが歴史を動かしたのは彼らだけではない。幕府と反幕府勢力の戦いの背後では、世界の覇権を争うイギリスとロシア、そしてフランス、プロイセンなどの列強が、日本への影響力強化を目論み、熾烈な攻防を繰り広げていた。各国の思惑、幕府軍・新政府軍への介入はどんなものだったのか。日本はなぜ独立を守れたのか。国内外の最新研究や機密文書を踏まえ、地球規模で歴史を俯瞰するグローバル・ヒストリーの視点で、黒船来航から戊辰戦争終結までの激動の十六年を描き出す。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

74
欧米の史料に当たり、日本の幕末・維新期において欧米諸国がどのような考えをもっていたかを明らかにしようとする姿勢は評価できる。しかしそれだけで語ろうとするのは無理があり、日本の側の事情や考えに対しての著者の理解が浅く、本書だけで幕末・維新を語ることはできない。特に徳川慶喜について、彼が実は誰よりも尊皇であったという基本が押さえられていないので、特に戊辰戦争(徳川=朝敵になったという図式がほとんど感じられない)の展開が理解しづらい。内戦が欧米列強の植民地化につながる恐れは慶喜は十分意識していただろうに。2024/03/14

Sam

52
幕末の歴史を、「日本がいかに欧米列強と関わり合ったか」というナショナルな観点からではなく、「世界の覇権争いのカギを握るのが幕末日本だった」といういわばグローバルヒストリーの観点から描いた一冊(というか、「NHKスペシャル」の書籍化)。幕末の歴史を読むたび「よくも欧米列強から侵略されずに済んだものだ」と思っていたが、米英仏に加えロシアやプロイセンといった列強のグローバルな関係性の中に日本を置いてみると日本が侵略されずに済んだ理由がよく分かった気がする。2024/03/04

森林・米・畑

33
幕末史は薩長新政府VS旧幕府の内乱として考えてしまう為、本の内容は目から鱗でした。英、仏など欧米列強が裏で深く関わっており、日本の植民地化や蝦夷地の租借の危機もあった。この時代のお金の流れや武器の流入は凄まじい。世界史の広い視点で捉えると西軍、東軍の勝敗よりも日本国が独立政権を保てた事に安堵を覚える。2025/01/22

イトノコ

24
幕末史を国内のナショナル・ヒストリーではなく欧米列強の視点からのグローバル・ヒストリーで読み解く一冊。最近、「ライズオブザローニン」というゲームをやっていて幕末史を勉強したくなり購入。以外にゲームのストーリーがちゃんとしていることが分かりびっくり笑。佐藤賢一さんの「ラ・ミッション」で英仏の鞘当てが描かれていたが、それだけではなくキーとなるのは各国の局外中立、そして南下を図るロシアと、それを阻もうとする他国。函館戦争なんかはロシアに先んじるため、プロイセンの蝦夷共和国への援助があったらしい。興味深い。2024/09/05

ちくわ

19
新しい視点でとても面白かったです。戊辰戦争は日本史に残る内戦でしたが、欧米列強が常に側で監視し、助言、援助していたという側面を気にしながら読むと、日本もゲームの舞台だったということが良く分かりました。(☆5)2024/11/29

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