文春文庫<br> あんちゃん

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文春文庫
あんちゃん

  • 著者名:北原亞以子【著】
  • 価格 ¥800(本体¥728)
  • 文藝春秋(2024/02発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167921750

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内容説明

夢と野心をもって江戸に出てきた男は、商人として成功するが……

長年連れ添った夫婦のすれ違い、出世と引き換えに大切なものを失った男……現代人の心を動かす、珠玉の七編を収録した時代小説集。

貧しい百姓の末っ子として生まれた捨松は、故郷の下野(しもつけ)を飛び出し一人江戸へ上る。十数年後、捨松は商売で成功するものの、兄との再会を機に「大切なもの」を失ったことに気づく――表題作「あんちゃん」のほか、夫婦のすれ違いや恩師への慕情など、姿勢の人々の心の機微を直木賞作家が丹念に描く。ほろ苦くも優しい短編集。


単行本 2010年5月刊
文春文庫版 2013年4月刊
文春文庫新装版 2024年2月刊
この電子書籍は文春文庫新装版を底本としています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

mariko

1
北原亞以子氏の短編集。 「帰り花」夫を亡くし小さな娘と暮らすおりょう。貧しい子供の頃の指南所のお師匠さん、荘七郎を思い出す。「冬隣」病弱に産んだ娘にかかりきりになり夫の気持ちが離れていく。「風鈴の鳴りやむ時」おしん、国松の間にお蓮が、お蓮に騙られ借金のかたに遊女になる。「草青む」妾のおつや、旦那が死ぬ前に番頭の幸次郎に後を託されて。「いつのまにか」所帯を持ったお俊の家に弟が、可愛かった弟も夫婦の生活に割り込んでくる。「楓日記」「あんちゃん」貧しい村を出て江戸で店を出した弟に兄が会い来る。2024/07/06

アニータ

0
色々な思いが交錯している短編集。2024/08/31

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