データ と デザイン 人とデータのつなぎかた

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データ と デザイン 人とデータのつなぎかた

  • 著者名:櫻井稔
  • 価格 ¥2,860(本体¥2,600)
  • ビー・エヌ・エヌ(2024/02発売)
  • ポイント 26pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784802512688

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内容説明

データから価値を生み出すには、データをヒューマナイズせよ。


グッドデザイン賞金賞を受賞した経済産業省の地域経済分析システム「RESAS」のプロトタイピングなど、デザインイノベーションファームTakramで数々のデータ活用プロジェクトを主導する気鋭のデザインエンジニアが打ち立てる、人とデータをつなぐデザインアプローチ〈データデザイン〉の思想と手法。
データ利活用サービス/プロダクトづくりに携わるUX/UIデザイナー・エンジニア、自社のデータを用いた製品やサービスづくりに取り組む事業担当者、必読。データサービス構築における要諦と、全体設計プロセスが掴める一冊。

目次

序章 データと人の密結合
生活が生み出すデータという「資源」
データはより膨大に、消費はより複雑に
デザイナーはデータと人をつなぐ「媒介者」
「データのためのデザイン」と「デザインのためのデータ_

第1部 データのためのデザイン:データを人に近づける

第1章 データの可視化とその価値
1-1 データの可視化がもたらす新たな「視点」
1-2 「探索」と「提示」という二つの役割
1-3 求められる「探索」と「提示」の融合
1-4 RESAS Prototype:探索×提示の可視化プロジェクト
1-5 可視化はあくまで「手法」である

第2章 データをアクションにつなげる
2-1 可視化は「Check」、目的は「Action」
2-2 具体的なアクションへの道
2-3 統計的手法と可視化の融合
2-4 結果への信頼とメンタルモデルとの一致

第3章 人工知能とデザイン
3-1 理由を説明できない意思決定の難しさ
3-2 「責任」と「信頼」のバランス
3-3 「信頼を得る」ためのデザイン

第2部 デザインのためのデータ:人からデータを考える

第4章 データも最後は人間中心
4-1 これからのデータとデザインの関係性
4-2 市民データサイエンスが示す人間中心性
4-3 拡張アナリティクスの考え方
4-4 誰が、いつ、どこで、データに触れるのか?
4-5 データの「リアリティ」をつかむ
4-6 データから情緒的価値を生み出すには?
4-7 社会への実装に向けて

第5章 人とデータをつなぐデザイン
5-1 「体験」から「モデル」、そして「プロダクト」へ
5-2 データサービスのUX構築プロセス
5-3 障壁1:データがないと始まらない[データの準備]
5-4 障壁2:メカニズムが明確でない[メカニズムの解明]
5-5 障壁3:生活への「浸透」ができない
5-6 データサービスの全体設計

終章 データデザイン
人とデータの振り子構造
データ・ヒューマナイゼーション
変わりゆくデザイナーの仕事

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

shin_ash

6
最近疎遠の会社のエンジニア系の後輩が「こう言うことがしたい」と言うので読んでみた。本書はデザイナー向けとされているもののエンジニアも視野に入っているので、エンジニア的には新鮮かつデータ関連のプロダクトが持つ特有の“モヤモヤ”や”もどかしさ”をそれなりに埋めてくれるのだろう。言ってることはあちこちで言われていることだが、デザイナーの文脈で語られるのが新しいのだろう。一方、人間中心に関するデザイナー特有の嗅覚的なところはデザイナーの前提なのかあまり語られない。哲学的だがユーザーにとっての現れが重要なのだろう。2025/04/30

M

2
データのためのデザイン、デザインのためのデータという観点からUXUIデザイナーがどういったことをかんがえているか、という解説をしてくれている。 ビジュアルも多く、グラフ初期の図式(ナイチンゲールの作った鶏頭図とか)もあって、何ならそういったもの見るだけでも楽しい。デザイナーだけあって本としてのデザインも美しい。 具体的にどうやってるよ、という技術書ではないけれどデータを扱う人、興味がある人は開発前に一度読んでみても良い本だと思う。2024/08/12

K

1
データ分析のプロでありデザイナーによる、人とデータを結びつけるための両方からのアプローチを書いた本。 最近読んだビジネス書がお粗末だったこともあって、素晴らしい本に出会えたなと素直に嬉しい。 自身の思考のプロセスの説明と、その原理となる考え方や概念の説明の仕方が非常にわかりやすい。2024/09/08

Hidetsugu Suto

1
データを用いたサービスデザインのための実用的な教科書. データのためのデザイン(データの可視化),デザインのためのデータ(データの活用のためのUI/UX),そしてデータ主導型とサービス主導型の振り子モデルという3部から構成される.著者自身が実際に設計・開発の現場で関わってきた事例を挙げながら,サービス設計の基本をデザイナーらしい視点から分かりやすく解説している.デザイナーの仕事の範囲をデータデザインまで拡大することを意図して書かれているように感じられたが,理系の情報学を学ぶ学生にこそ勧めたい.2024/06/18

堀昌明

0
頭をとても整理することができました。 データ 「探す役割」と「伝える役割」 戦略デザイナー 佐宗邦威『直感と論理をつなぐ思考法』 0→1の創造 ビジョン思考、デザイン思考 1→∞の効率 戦略思考、カイゼン思考2025/04/13

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